Project/Area Number |
19KK0209
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 50:Oncology and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
新城 恵子 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (40641618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 豊 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00419897)
榎本 篤 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20432255)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2019: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
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Keywords | がん関連線維芽細胞 / 膵臓がん / 長鎖非翻訳RNA |
Outline of Research at the Start |
がん細胞に対する分子標的薬の開発が目覚ましく進む中、膵臓がんにはいまだに有効な治療法がない。その原因の一つとしてがん細胞の周囲に存在するがん関連線維芽細胞(CAF)の存在が指摘されている。CAFはがん細胞の増殖および進展に促進的に働くことや、がん組織内の細胞へ薬物送達を妨げているなど、様々な機能を果たしていることが考えられる。CAFの性格を決める分子として長鎖非翻訳RNA (long non-coding RNA, lncRNA) に注目し、国際共同研究を推進する。膵臓がんマウスモデルを用いて、実際の生体内で膵臓がんの進展に関わるCAFを同定し、その機能を解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
がん細胞に対する分子標的治療薬の開発が目覚ましく進む中、膵臓がんにはいまだ有効な治療法がない。その原因の一つとしてがん細胞の周囲に存在するがん関連線維芽細胞(CAF)とがん細胞の相互作用があげられる。CAFにはがんの悪性化に促進的に働くCAFのみならず、抑制的に働くCAFが存在することが明らかになってきている。 本研究ではCAFの可塑性にかかわり、一方でCAFの個性を規定する分子として長鎖非翻訳RNA (long non-coding RNA, lncRNA) に注目し、トロント大学のDanielSchramek 博士と国際共同研究を推進する。膵がん自然発症モデルおよび膵臓がん細胞皮下移植モデルを用いてCRISPRiによるlncRNAのin vivo網羅的解析システムを構築し、膵臓がんの進展にかかわるCAF関連lncRNAの同定を試みる。さらに同定した膵臓がんの悪性化にかかわるlncRNAを標的とした核酸医薬の開発を試みる。CRISPRスクリーニングのため、ヒトとマウスで保存されているlncRNA を約190種選択した。それぞれのlncRNAに対するsgRNAの設計はSchramek 博士が行い、合成も完了した。CAFの樹立を試み、複数のCAFを自立できたが、in vitroでの実験は非常に難しく、腫瘍を中心とした実験系から腫瘍環境を解析することとした。膵臓がんモデルマウスKPCマウス由来のmT5細胞にdCas9を導入し、スクリーニングの系を樹立したlncRNAに対するsgRNAを組み込んだレンチウイルスを作成を完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
CAFの実験が非常に難しく、腫瘍細胞を中心とした実験系に変更を余儀なくされた。マウス膵臓組織を用いたscRNA-seqおよびscATAC-seqによりCAFに関わる lncRNAを同定することにした。膵臓がんマウスモデルの膵臓を用いてscRNA-seq, scATAC-seqを行い、候補となるlncRNAを同定した。同定したlncRNAの一つについては、RNA-FISHを行い局在などを確認した。
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Strategy for Future Research Activity |
同定したlncRNAの発現や機能解析を進める。 また、CRISPRライブラリを用いた実験もすすめ、同じようなlncRNAが同定できるかを確認する。
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