Project/Area Number |
19KK0250
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 59:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
峠 哲男 香川大学, 医学部, 教授 (80197839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 忠幸 香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (10714272)
出口 一志 香川大学, 医学部, 准教授 (80263896)
國土 曜平 香川大学, 医学部, 寄附講座教員 (80855122)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 経頭蓋直流刺激 / 神経リハビリテーション / 運動機能 / 筋収縮 / 認知機能 / 最大筋収縮 / リハビリテーション |
Outline of Research at the Start |
本研究は、超高齢化社会における要介護老人の増加を予防するために、より効率的な運動・認知機能回復訓練法の開発を目的とする。これまでの我々の研究では、新しい運動・認知機能回復訓練法として最大筋収縮時磁気刺激法の開発を行い、その安全性と有効性について報告を行ってきた。しかし磁気刺激装置は移動が困難で、取り扱いもこの手技に熟練した医師等の医療従事者が行う必要があるため、限られた施設においてしか実施できない。今回の研究ではこのような問題を解決するため、より簡便な方法として経頭蓋直流刺激法を用い、最大筋収縮時経頭蓋直流刺激法を開発して最大筋収縮時磁気刺激との比較研究を実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究を開始するにあたり、研究に必要不可欠である経頭蓋直流刺激装置(MxN HD-tDCS)を2019年度に購入したが機器の不備が見つかり、修理に3か月ほどの時間を要した。機器の使用法については医療機器メーカーの担当者から実地に指導を受けて機器を使用した。また、当研究室に配置されている運動誘発電位の記録装置とのセッティグを行い、実験が開始できるように機器の調整を行った。実験の開始にあたっては、国外共同研究者のNitsche教授と2019年9月に訪独したおり研究の打ち合わせを行うとともに、若手研究者の高田の渡独についての打ち合わせを行った。その後はメールにより連絡を取り、実験に関するアドバイスや高田の訪独の時期に関して意見交換をした。 2020年8月に開催された第14回国際複合医工学会学術集会においては最大筋収縮時磁気刺激が脳卒中による手の麻痺を改善する効果について発表を行った。第61回日本神経学会学術大会では経頭蓋直流刺激(t-DCS)に関するシンポジウムを企画した。また、t-DCSに関する国内外の文献収集や、日本神経治療学会、日本臨床神経生理学会等に参加して、国内の当該研究に関連する分野の研究者から情報を収集した。 2020年度においては正常人における最大筋収縮時経頭蓋直流刺激が運動機能に与える影響に関するプレテストを行う予定であり、研究を行うにあたり香川大学医学部倫理委員会に当研究の申請を行った。また本研究は最大筋収縮時経頭蓋直流刺激と最大筋収縮時経頭蓋磁気刺激の比較を行うことが目的の一つであるが、その基礎データとなる筋収縮時磁気刺激において筋収縮力や筋疲労が筋力増強に与える影響について実験を行い、最大筋収縮よりも筋収縮力を50%程度に微細に調整させた方が、より運動ニューロンの興奮性が増すことを明らかにし、結果をまとめて学会や学術論文として発表する準備を行っている。
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