Project/Area Number |
19KK0335
|
Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
伊藤 嘉余子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (10389702)
|
Project Period (FY) |
2019 – 2021
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
|
Keywords | スコットランド / 里親支援 / 社会的養護 / 代替的養護 / 里親 / 家庭養護 |
Outline of Research at the Start |
本研究「里親支援ソーシャルワークの構成要素に関する研究:スコットランドの実践からの考察」は、里親不調という里親のバーンアウトによる委託解除や「子どもの里親家庭間でのたらい回し(foster-care-drift)」を防ぐために有効な里親支援ソーシャルワークの構成要素について明らかにすることを目的とする。里親やソーシャルワーカー研修の研究・開発が進んでいるスコットランドの研究者や実践者との共同研究によって、より質の高い里親支援ソーシャルワークのモデルの構築を本申請課題では目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、2020年度に実施する在外研究の準備を行った。具体的には(1)スコットランドのグラスゴーにおける里親支援ソーシャルワークに関するインタビュー調査の計画策定、(2)客員研究員として受け入れていただく予定のUniversity of Strathclyde のIan Milligan教授、大学に設置された政府機関CELCISのFiona Mitchell氏とのzoomを使った研究計画のオンライン打ち合わせ、(3)民間機関への調査協力依頼、である。在外研究中は、CELCISに籍を置くことになるため、そのために必要な手続きに関する助言を受けつつ準備を進めた。また、在外研究中に使用できる設備とできない設備など大学内の研究環境に関する説明を受けた。 Ian Milligan教授とは、渡航後の調査研究のスケジュール、調査に協力して頂く施設や機関のピックアップと調査協力依頼の打診などについて主に打ち合わせを行った。Fiona氏とは、客員研究員としての申請手続き、研究環境や条件に関する情報提供、滞在中のアコモデーションなどに関する情報交換を行った。また、倫理審査については日本で受審し承認を受けてきた方がいいとのアドバイスをいただいた。スコットランドでは国外への個人情報の持ち出しは厳しく制限されているので、調査デザインやインタビューガイドを少し修正する必要がある。 さらに、グラスゴーに渡航後、スコットランドの社会的養護の概況に関するレクチャーを受ける予定の政府機関のBen Faruhga氏とオンラインで打ち合わせを行った。 また、スコットランドの社会的養護の概況に関する情報収集とソーシャルペダゴジーに関する文献研究を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナの影響で、2月下旬あたりからスコットランドの大学が閉鎖され、この研究課題に関する正式な会議や打ち合わせが不可能になった。その後も、invitation letterの発行は2020年度6月以降まで待って欲しいと先方から依頼され、まだ渡航の目途は明確に立ってはいない。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナの影響で閉鎖されているUniversity of strathclydeの再開を待ち、その後、在外研究に向けた本格的な手続きと打ち合わせを進める。まずは在外研究期間を決定する必要がある。それに先立ち、調査研究への協力依頼の内諾は各機関から得ておくことにする。
|