Evaluation of food environment and dietary guidelines in rural Madagascar
Project/Area Number |
19KK0341
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 41010:Agricultural and food economics-related
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Research Institution | Japan International Research Center for Agricultural Sciences |
Principal Investigator |
白鳥 佐紀子 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 情報広報室, 主任研究員 (60746486)
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Project Period (FY) |
2021 – 2023
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥14,820,000 (Direct Cost: ¥11,400,000、Indirect Cost: ¥3,420,000)
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Keywords | 栄養改善 / 食環境 / マダガスカル / 食生活指針 / 開発途上地域 |
Outline of Research at the Start |
マダガスカルの食事はコメの消費に偏っており、栄養不足や栄養バランスの不均衡がみられる。消費者の嗜好や行動に注目し栄養改善のモチベーションを探る基課題に対し、本国際共同研究では、実際に消費している食品をベースとして栄養改善に貢献する食生活指針を策定することを目的とする。つまり現在の食環境の特性を示し、栄養素供給の過不足を同定し、建設的な解決策を導く。各国・地域に固有の食環境に注目し、発育阻害の軽減に取り組む研究者と共同研究を行うことで、食環境評価の精度向上や効率化がみこめる。
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Outline of Annual Research Achievements |
マダガスカルの食事はコメの消費に偏っており、栄養不足や栄養バランスの不均衡がみられる。本国際共同研究ではマダガスカルを対象として、実際に消費している食品をベースとして栄養改善に貢献する食生活指針を策定することを目的とする。具体的には、現在の食環境の特性を示し、栄養素供給の過不足を同定し、建設的な解決策を導く。各国・地域に固有の食環境に注目し、発育阻害の軽減に取り組む研究者と共同研究を行うことで、食環境評価の精度向上や効率化がみこめる。 コロナの影響で交付申請を延期しており、その間はマダガスカルのデータ整理や分析を進めたり、文献をレビューして栄養改善に係る知見を整理したりしていた。そして令和4年(2022年)度2月に交付申請を行い、3月末に交付決定を受けることができた。そのため書面上の初年度は令和3年度となるが、令和4年(2022年)度が実質的な活動の初年度である。 令和4年度に渡英し、シェフィールド大学に客員研究員として在籍した。まずは共同研究契約を締結し、共同研究の体制を整えた。英国滞在中は、出張者の研究に対して参考文献や参考となるプロジェクトを紹介してもらうなど、研究を発展させることのできる有益なアドバイスを受けることができた。共同研究者の率いるプロジェクトメンバーとも適宜会合を行い、研究やプロジェクトの進め方、食環境の定義、今後の研究テーマ、分析に役立つツール等に関して情報・意見交換を行うことで、栄養改善に貢献するための研究基盤を強化することができた。またマダガスカルでは、対象地域の各農村や中心部などさまざまな規模や形態の市場を回り、入手可能な品物、価格、仕入れ先などについての調査を行い、現地の食環境についての理解を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で開始時期は遅れ、スケジュールが後ろ倒しにはなったものの、進捗はおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、これまでに導き出した栄養供給と現地の食環境を鑑みての食生活のガイドラインを作成する。そのため年度内に、共同研究者との共同作業・最終確認のための渡英と、あわせて作成したガイドラインが実際に現地事情に即した有効なものかを確認するためのマダガスカル渡航を予定する。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)