癌抑制遺伝子RAPLとその下流標的分子Mst1による増殖及び発癌抑制機構
Project/Area Number |
20012050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kwansei Gakuin University (2009) Kansai Medical University (2008) |
Principal Investigator |
片桐 晃子 Kwansei Gakuin University, 理工学部, 教授 (00322157)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥12,000,000 (Direct Cost: ¥12,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | RAPL / p27 / リン酸化 / B細胞腫 / 自己免疫疾患 / 抗原受容体 / 増殖反応 / Hippo経路 / 免疫学 / p27^<kip1> / cell cycle / lymphoma |
Research Abstract |
RAPLのリンパ球における増殖抑制作用の分子機構として、p27^<kiP1>の10番目のセリン残基の脱リン酸化を介する核局在化が関与するかどうかをRAPL-/-マウスとp27^<kiP1>の10番目のセリン(S10)をアラニンに変異させたknock-inマウスを掛け合わせて検討した。RAPL欠損によって生じるB細胞リンパ腫の発症は消失したが、リンパ球増殖疾患である糸球体腎炎は軽減したものの、完全には抑制されなかった。これと一致して、RAPL欠損B細胞の抗原受容体を介する増殖応答の亢進は抑制されたが、T細胞の増殖応答は低下したものの、RAPL欠損によって有意な亢進が残り、エフェクター/メモリーT細胞・抗体産生細胞が増加する個体が認められた。このことから、p^<27kiP1>のRAPLによるS10を介する局在制御は、B細胞の増殖応答の亢進・癌化に重要であるが、T細胞においては、異なる増殖抑制機構が存在することが明らかとなった。RAPLの下流でMst1リン酸化酵素が活性化されることを報告しているので、T細胞における増殖制御にMst1を介するHippo経路が関与するかどうかを検討した。Mob1の35番目のスレオニンのリン酸化を認識する抗体およびYAPのリン酸化を認識する抗体を用いて、Tリンパ球の抗原受容体を介する刺激によって、Hippo経路が活性化されることが判明し、RAPL欠損によって低下が認めれ、この経路の関与が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)