EBウイルス感染におけるp53とRB蛋白質不活化の分子機構
Project/Area Number |
20012056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
鶴見 達也 Aichi Cancer Center Research Institute, 腫瘍ウイルス学部, 部長 (90172072)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥11,800,000 (Direct Cost: ¥11,800,000)
Fiscal Year 2009: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2008: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Keywords | EBウイルス / p53 / E3リガーゼ / リン酸化 / P53 |
Research Abstract |
Epstein-Barrウイルス(EBV)の溶解感染を誘導した宿主細胞では、ATM依存的DNA損傷応答シグナルが活性化され、その結果p53は活性型に変換されるが、このシグナルはp53の下流には伝達されない。我々は、BZLF1蛋白質は溶解感染時にp53をproteasome依存的に分解し、下流の遺伝子発現を抑制するということを明らかにした。本研究では、BZLF1蛋白質によるp53のユビキチン依存的分解メカニズムについて解析を行い、BZLF1蛋白質のN末にCul-boxモチーフを見いだし、ECS (ElonginB/C-Cu12/5-SOCS) ubiquitin E3 ligase complexの構成因子として知られているCu12及びCu15と結合することを強制発現系と感染細胞で確認した。また、RNAiによりCu12及びCu15をノックダウンすると、溶解感染細胞においてp53の発現量が増加した。各蛋白質を精製し、試験管内ユビキチン化反応を行うと、p53はBZLF1-Cu12/5複合体によりユビキチン化され、p53と結合できないBZLF1蛋白質の変異体を用いるとユビキチン化は減少した。さらに、p53は宿主DNA損傷応答シグナルの活性化によりリン酸化され、そのリン酸化がBZLF1蛋白質との結合を強めることが解った。一方、潜伏感染状態のp53は不活性型であるが、それはMDM2ユビキチンリガーゼの制御を受ける。以上より、溶解感染時にBZLF1蛋白質はCu12/5複合体をリクルートし、p53のアダプターとして働くことにより、p53をユビキチン化し分解へと導くことが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)