Project/Area Number |
20013042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
柳 茂 Tokyo University of Pharmacy and Life Science, 生命科学部, 教授 (60252003)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥14,600,000 (Direct Cost: ¥14,600,000)
Fiscal Year 2009: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
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Keywords | タンパク質分解 / 品質管理 / ミトコンドリア / ユビキチンリガーゼ / ユビキチン |
Research Abstract |
1. ミトコンドリアセプチンによる傷害ミトコンドリアの認識機構の解析 培養細胞に紫外線を照射して、ミトコンドリアの機能低下とミトコンドリアセプチンのミトコンドリア移行との相関性を調べた結果、トコンドリアセプチンは破壊され、ユビキチン化したミトコンドリアに特異的に集積していることが示された。さらに、ミトコンドリアセプチンが傷害ミトコンドリアのcompartment(仕切り)に関与していることが示唆された。セプチンファミリーの共通の役割が明らかになるかもしれない。 2. ミトコンドリアセプチンによる酸化誘導機構の解析 ミトコンドリアセプチンとペルオキシソーム、リソソームとの関係について共焦点レーザー顕微鏡を用いて解析した結果、ミトコンドリアセプチンがリソソームと共局在していることが示された。ペルオキシソームとの関係についても解析してみたが、共局在は認められなかった。 3. ミトコンドリアセプチンによるユビキチン化誘導機構の解析 ミトコンドリアセプチン封入体はC末端に位置するコイルドコイル領域を介して封入体のユビキチン化を誘導する。私たちはミトコンドリアに特異的に局在するユビキチンリガーゼMITOLがこのユビキチン化を触媒しているのではないかと考え、解析したところ、MITOLは関与していない可能性が示された。他のユビキチンリガーゼが関与していることが推測される。 4. MITOLの生理的基質の探索 MITOLの結合分子を酵母のツーハイブリッド法を用いて検索した。その結果、興味深いタンパク質がいくつか同定された。今後、それらの会合の生理的意義について解析したい。さらに、理研との共同研究により、MITOL欠損マウスをCre-LoxPによるconditional targetingにより作製した。今後、様々な角度から表現系を詳細に解析したい。
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