GISTの発生、顕性化、悪性化に関与する遺伝子異常の解明
Project/Area Number |
20014002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
櫻井 信司 Gunma University, 大学院・医学系研究科, 講師 (00285769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 裕司 神奈川県立がんセンター, 臨床研究所, 研究員 (10364514)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥4,200,000 (Direct Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
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Keywords | GIST / 病理解剖 / imatinib治療 / KIT陰性化 / PDGFRB / Met / EGFR / RTKs inhibitor / c-kit / マイクロアレイ / 分子標的治療 / メチル化 |
Research Abstract |
・GISTの多発転移により死亡した剖検31症例(imatinib未治療30例、imatinib治療後1例)および、GIST転移巣切除術2症例(imatinib, sunitinib治療後1例、imatinibm未治療1例)の併せて33症例152病変について組織形態学的な多様性およびKIT, CD34の発現について免疫組織化学的な検索を行った。KIT陰性転移巣については、分子標的治療薬のターゲットになりうる他のチロシンキナーゼ型レセプター(EGFR, PDGFRB, Met, Her2)発現の有無について追加検索を行った。さらにPDGFRB, EGFR陽性症例についてはFISHにより遺伝子増幅の有無、遺伝子変異解析を行った。 【結果】33症例154病変中、7症例15病変でKITの陰性化が見られ、組織像もGISTとしては非典型的な所見への変化を認めた。これらKIT陰性15病変のうち4症例7病変でPDGFRBの発現を、1例3病変でMETの発現を、1病変でPDGFRBとEGFRの同時発現を認めた。またKIT陰性PDGFRB陽性を示す症例の一部転移巣においてPDGFRB遺伝子exon 12のmissense point mutationを認めた。EGFRの変異はなく、FISH解析にてPDGFRB, EGFR遺伝子の増幅はみられなかった。 【考察】GISTの晩期転移・再発巣においては、imatinib未治療症例であっても一部の病変は形態学的な変化を伴ってKIT陰性化を示し、他のチロシンキナーゼ型レセプターの活性化が腫瘍の増殖に関与している可能性がある。この結果は、薬剤耐性の獲得を考慮してimatinib投与を遅らせることに意義はない事を示している。さらに、KIT陰性化したimatinib不応症例については、他のRTKs inhibitorの併用、変更が治療として有効な可能性がる。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)
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[Presentation] 大網由来EGIST(Extra Gastrointestinal Stromal Tumor)の1例2008
Author(s)
鈴木雅貴, 小島徹, 矢野間透, 山岸純子, 中里健二, 石橋康則, 谷澤健太郎, 東海林久紀, 福地稔, 櫻井信司, 内藤浩
Organizer
第70回日本臨床外科学会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2008-11-27
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