単一ドーパミン性ニューロンからのドーパミン遊離機構の解析
Project/Area Number |
20019030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
籾山 俊彦 Jikei University School of Medicine, 医学部, 教授 (20230055)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 中脳 / ドーパミン / スライス / カーボンナノチューブ / 伝達物質遊離 / 活動電位 / 同時記録 / 酸化還元電流 / 電気化学 / 黒質 / 腹側被蓋野 / 遊離 / 単一ニューロン |
Research Abstract |
ドーパミン性ニューロンは、中脳の黒質緻密部や腹側被蓋野を起始核として、線条体、側坐座、前頭前野等に軸策を投射している。ドーパミンは線条体等の投射部位軸策終末のみならず、細胞体および樹状突起からも遊離されることが示唆されているが、単一ドーパミンニューロンからのドーパミン遊離機構は不明である。 本年度本研究では、中脳の単一ドーパミン性ニューロン細胞体からのドーパミン遊離検出法を確立した。本研究では、生後14-18日齢のラット脳から作製したスライス標本に、新たなバイオセンサー素材として最近注目されているカーボンナノチューブを用いた電極を適用し、スライス標本内のドーパミン性ニューロン細胞体からのドーパミン遊離を酸化還元電流として検出することに成功した。さらに、一つのドーパミン性ニューロンにドーパミン遊離検出法とホールセルパッチクランプ法を同時に適用し、活動電位発生と伝達物質遊離との同時モニター法を確立した。この手法によって、ドーパミン性ニューロンでは活動電位発生と同期するドーパミン遊離が起こることを見出した。 本研究の進展により、中枢神経系におけるドーパミンの新たな機能が明らかになるとともに、カーボンナノチューブのバイオセンサーとしての新たな機能が明らかになる可能性がある。さらに本研究成果が、精神・神経機能のメカニズム解明およびそれらの機能障害に対する新たな治療法開発につながることも期待したい。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
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[Presentation] Prostaglandin E receptor EPl enhances GABA-mediated inhibition of dopaminergic neurons in the substantia nigra and suppresses dopamine level in dorsal striatum2008
Author(s)
Mitsumori T, Tanaka Y, Furuyashiki T, Matsuoka T, Kayahara T, Momiyama T, Namba H, Shichi H, Kimura K, Nawa H, Mizoguchi A, Narumiya S
Organizer
第31回日本神経科学大会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2008-07-11
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