Project/Area Number |
20041006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
さこ 隆志 Nagoya University, 太陽地球環境研究所, 助教 (90324368)
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ガンマ線バースト / 光赤外線観測 / 初期宇宙 / 南半球 |
Research Abstract |
名古屋大学のMOA 1.8m光学望遠鏡(ニュージーランド)IRSF 1.4m赤外望遠鏡(南アフリカ)を用いたガンマ線バースト(GRB)残光探索システムの立ち上げを行った。ニュージーランドと名古屋に、GCN受信システムを設置し、受信したGRBの座標、時刻によって観測可能性を判定、観測者にアラートを、日本のエキスパートにメールを送信するシステムを完成させた。ニュージーランドでは3例のGRBにしてテスト観測を行い、初期解析ツールを用いて一例について残光の検出に成功した。これらの観測例をもとにアラート・解析システムの改良を行い、新年度早期には定常運転が可能になる。南アフリカには観測者へのアラートシステムを設置した。観測手順・初期解析方法について決定したが、年度内に観測には至っていない。新年度早期にこれらを整備する。これらの情報を早期に公開するためのWebページ(www.stelab.nagoya-u.ac.jp/~moastaff/GRB)を立ち上げ、観測情報を随時公開する。GRBの観測には色情報が重要であるため、問題があったMOA 1.8m望遠鏡のフィルター交換システムの改良を行った。望遠鏡製作会社・西村製作所との協力のもと、新しいシステムが完成した。これによって、MOAによるGRB残光観測の際に、複数の標準フィルター(V, I)による観測が可能になる。MOA, IRSFによる、V, I, J, H, Kバンドでの観測によって、分光観測の前に重要な波長情報を供給することが可能になり、計画研究の高赤方偏移GRB発見の効率を上げることができる。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)