Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
ヒストンアセチル化酵素複合体Hbol-BRD1/Brpf2のうち、BRD1のノックアウトマウスにおいて、胎仔肝の造血幹細胞の有意な減少を認め、胎仔は貧血のために胎生13.5日前後に死亡した。しかしながら、骨髄移植においてはほぼ正常の骨髄再建活性が認められた。これは、BRD1のファミリー分子による機能的な補完が行われるためと考えられる。この点を確認するために、HAT活性を有するHbo1のコンディショナルノックアウトマウスを作成中であり、キメラマウスが得られている。さらに、Hbo1とBRD1を共発現するK562血液細胞を用いてChIP-chip解析を行い、Hbo1とBRD1がともに多くの標的遺伝子を共有することが明らかとなった。また、転写共役因子であるTIF1β/KAP1は、KRABドメインを有するZinc finger型転写因子のco-repressorとして同定され、HP1やヒストンH3K9メチル化酵素SETDB1等をリクルートし、転写抑制やヘテロクロマチン化に働くことが示されている。造血細胞特異的なTIF1β遺伝子欠損マウスの解析より、TIF1bが造血幹細胞の維持に必須であることが示された。現在、マイクロアレイ解析、ChIP-seq等によりTIF1β欠損造血幹細胞におけるエピジェネティクス異常の実態を解明しつつある。
All 2010 2009 2008
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