Project/Area Number |
20061026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
岩崎 行玄 Fukui Prefectural University, 生物資源学部, 教授 (20193732)
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | イネ / 3量体Gタンパク質 / 植物ホルモン / d1変異体 / d61変異体 / ブラシノステロイド / ブラシノステロイド受容体変異体 / アリル |
Research Abstract |
1. イネ3量体Gタンパク質αサブユニット(Gα)欠失変異体は、24-epiBLに対して低感受性を示す。d1とd61(ブラシノステロイド受容体BRI1変異体)の2重変異体を用いて、GαとBRI1の相互作用を検討した。その結果、2重変異体は、背丈や節間伸長タイプなど、多くの組織で、相加的な異常を示した。このことは、生活環の主要な局面では、BRI1に起因するBRシグナリングと3量体Gタンパク質シグナリングは、独立していることを示した。(Plant Cell Physiol. 50, 161-172. 2009)。 2. 部位特異的変異により作成した恒常的活性型Gα(QL)を導入した形質転換イネのBR応答を解析した。幼苗期の形質転換イネは、24-epiBLを加えない場合は、野生型と類似の表現型を示した。このことは、QL単独ではBR応答を誘起できないことを示した。一方、この形質転換イネに、24-epiBLを添加した場合、コレオプチルの伸長などが、野生型に比べて増大した。このことは、QLはBR応答を増強していることを示した。(a)の結果を合わせて考察すると、Gαは、BRI1に起因するBRシグナリングとは独立しているが、24-epiBLで誘起されるBR応答を増強していると考えた(Plant Signaling Behavior4, 34-36. 2009)。 3. イネ短粒変異体集団より、10種類のd1アリルを同定した。(Genes Genetic Systems, 84, 35-42. 2009)。
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