アエロモナスのプロテアーゼの毒素活性と産生過程の解析
Project/Area Number |
20590442
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
岡本 敬の介 岡山大, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70131183)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | プロテアーゼ / アエロモナス / エラスチン / カゼイン / 環境 / 生息 / 成熟化 |
Research Abstract |
アエロモナスのプロテアーゼを解析し、以下の成果をあげた。 1,アエロモナスの種々の菌種のプロテアーゼ活性を、カゼイン分解とエラスチン分解とで測定した。エラスチン分解活性ば患者由来のA.hydrophilaから多く検出された。 2,A. hydrophilaのメタロプロテアーゼをクローニングし、発現系を構築した。解析の結果、メタロプロテアーゼは50kDaのサイズで菌体外に現れるが、その後34kDaに切断される。切断はカルボキシ末端で100アミノ酸残基程度、アミノ末端で40残基程度が切断される。 3,メタロプロテアーゼの34kDa,50kDaともにカゼインを分解するが、エラスチンを分解するのは50kDaのメタロプロテアーゼである。 4,エラスチン活性陽性、陰性のA.hydrophilaの20株ほどのメタロプロテアーゼ遺伝子の配列を決定した。エラスチン分解を示す菌のメタロプロテアーゼは系統的に異なる事がわかった。 5,メタロプロテアーゼは培養の初期から産生される。そして2で記載した50kDaから34kDaへの移行は、菌から違れて産生されたセリンプロテアーゼの切断により促進される。 6,3%食塩の存在下ではメタロプロテアーゼを産生しない。メッセンジャーRNAを解析した結果、食塩存在下ではメタロプロテアーゼ遺伝子の転写が抑制されていることが判明した。 7,自然界でのアエロモナスの生存を調べた。アエロモナスが最も多く検出されたのは汽水領域であった。また淡水においても塩濃度が上昇すると、アエロモナスよりもビブリオ科細菌が増える傾向にあった。
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Report
(1 results)
Research Products
(20 results)