Project/Area Number |
20591547
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 健二 Kyushu University, 大学病院, その他 (20403917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 文明 九州大学, 大学病院, 助教 (30332836)
横堀 武彦 九州大学, 大学病院, 医員 (60420098)
森 正樹 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70190999)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2010: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 癌幹細胞 / 乳癌 / 転移 / EMT / 上皮間葉系移行(EMT) |
Research Abstract |
現在basal typeやtriple negativeのような予後不良、乳癌症例に対する治療標的が注目されている。BER2陰性乳癌細胞ではc-MYCの過剰発現を認めており、MYCの上流蛋白Notchが注目されている。癌幹細胞は放射線抵抗性を示すなど根治のために重要な治療標的のひとつとして考えられている。Notchは幹細胞の細胞周期促進シグナルとして知られており、治療標的候補としての意義が注目される。【1】Notch1およびNotch3発現の臨床病理学的意義とHER2/neu蛋白との関係について明らかにする。【2】Notch1およびNotch3が乳癌の新しい治療標的となりうるか否かについて明らかにする。 【1】方法:2002年-06年までに当科で手術が行なわれた浸潤性乳癌48例を対象とした。方法:モノクローナル抗体パラフィン包埋標本にて免疫染色法HER2とNotch1、Notch3の発現を調べた。 結果:HER2(-)症例において、Notch1, Notch3ともに強陽性例が有意に多くみられた。また、Notch3強陽性の症例に有意にn(+)症例が多かった。 Notch1, Notch3がHER2陰性症例かつn(+)症例に対する治療標的として期待される。 【2】方法:乳癌株化細胞MCF7を対象に以下の実験を行った。CD44にて乳癌幹細胞の多くを分離した。Notch1およびNotch3をsiRNAで抑制し、放射線感受性の変化を調べた。Notch抑制により増殖能に変化を及ぼすのはCD44(+)細胞かあるいはCD44(-)細胞か?Notch抑制により放射線感受性に変化を及ぼすのは、CD44(+)細胞か、あるいはCD44(-)細胞か? 結果:乳癌幹細胞分両において、Notch3抑制,により増殖能が抑制され、放射線感受性が高まった。Notch3が、治療抵抗性を規定する幹細胞分画において重要な役割を担っていることが明らかとなった。Notchは、HER2陰性かつリンパ節転移陽性乳癌に多く発現していた。特に、Notch3は治療抵抗性を規定する乳癌幹細胞分画において治療標的になりうることが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)
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[Journal Article] 乳癌の癌幹細胞2009
Author(s)
横堀武彦, 三森功士, 石川健二, 田中文明, 桑野博行, 森正樹
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Journal Title
SURGERY FRONTIER Vol. 16 No. 1
Pages: 46-51
Related Report
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[Journal Article] Clinical significance of LAMB3 and COL7A1 mRNA in esophageal squamous cell carcinoma.2009
Author(s)
Kita Y, Mimori K, Tanaka F, Matsumoto T, Haraguchi N, Ishikawa K, Matsuzaki S, Fukuyoshi Y, Inoue H, Natsugoe S, Aikou T, Mori M
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Journal Title
Eur J Surg Oncol 35(1)
Pages: 52-58
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Peer Reviewed
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