Recoveryを目的とした左室unloading時の細胞移植効果
Project/Area Number |
20591658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 志樹 東京女子医大, 医学部, 助教 (40235403)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2009: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2008: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | Cell therapy / Resident cardiac stem cell / Postnatal development of cardiomyocytes / isolated cardiomyocytes |
Research Abstract |
効率的な心機能回復に重要な“移植細胞の成熟心筋細胞への分化"に注目し,よりLVAD駆動中の重症心不全患者のより効率的なBridge to recoveryを可能とする細胞治療法を開発すると共にレシピエント心のSERCA2aに注目し,心機能の改善機序を分子生物学・細胞レベルで明らかにすることである。 本研究では,LVAD使用によるunloading時といった条件を設定し,既に心筋細胞のphenotypeを有するneonatal cardiomyocytesをgold standardとして使用し,既に臨床応用されているbone marrow stromal cells,心筋細胞への分化に関して既に多くの研究がなされている胎児性幹細胞(ES cell),近年注目されている心臓源性の心筋前駆細胞(resident cardiac stem cells)といった心筋細胞への分化が期待される未熟な細胞を使用する。 本年度は、まずgold standardであるneonatal cardiomyocytesの正常な発達分化を形態学的・機能的に確認した。ついで、resident cardiac stem cells(c-kit+cells)の心筋細胞分化の確立により、その生理学的機能に関し検討を開始した。正常のneonatal cardiomyocytesは、形態学的には経時的成長していくが、機能的(特に拡張機能に関して)には生後4週間にてほぼ成体と同様の機能に成熟してくることが確認された。同様に、他の正常心にneonatal cardiomyocytesを移植した場合にもほぼ同様の結果が確認された。以上の結果は、未熟な心筋分化可能な細胞を他の心臓に移植した場合にも、正常な発達分化が可能である事を示唆する上で、極めて重要な情報と言える。現在、同様のことをc-kit陽性細胞(生体心筋幹細胞)においても確認中である。 その後、本研究の主題であるunloading modelにおける移植細胞の影響に関して検討を加える予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)