Project/Area Number |
20650141
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
巽 久行 Tsukuba University of Technology, 保健科学部, 教授 (30188271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 正弘 , 名誉教授 (70248748)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 視覚障害補償 / 音声触図 / 自動生成 / SVG / 触覚共有 / 文字領域 / 自動作成 |
Research Abstract |
SVG(Scalable Vector Graphics)とはWeb用標準言語であるXMLで記述されたグラフィック言語である。本研究の目的は,SVGを用いた音声付き触図ファイルを自動作成すること,および,そのファイルの遠隔使用や擬似共有も含めた新しい利用手法に展開することである。スキャン画像から文字領域を抽出した後の画像をSVGファイルに変換して,文字認識されたテキストをSVGファイル内に自動書き込みすれば,触図はブラウザで表示可能となり,ネットワーク上で自由にリンクできる。我々は,手作業で行なわれてきた触図作成を,標準Web技術の世界に引き出すことが重要であると考えている。 本年度も昨年に引き続いて,音声テキストをSVGファイル内に自動書き込みする技術の開発と,文字認識されたデータをSVGファイル内の該当位置に自動挿入する手法の開発に取り組んだ。しかし,スキャンした画像から文字領域を抜き出して作成したSVGファイルには,欠落した画素や非連結な線分,閉じていない領域等があり,課題の音声用テキストの自動配置は難航している。この問題の解決方法として,説明タグの位置をヒューリスティックに見つける手法を用いて対処している。また,作成したSVGファイルの遠隔使用や擬似共有については,ネットワーク上の離れたパソコンから共通のSVGファイルを参照し,互いの触視点や触視情報を交信して擬似的に触図を共有する手法を開発中である。これにはリアルタイムの触視情報通信プログラムを作成し,触視画像に関するSVGファイル内のタグ位置の推定で対処している。最終的には,教師と学生との間でマスター・スレーブ型の触図学習法を構築する予定であるが,開発には多くの課題があることが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)