Project/Area Number |
20651021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental technology/Environmental materials
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
横川 由起子 Kagoshima University, 理工学研究科(理学系), 講師 (50232492)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 焼酎粕 / 生ゴミ残渣 / 堆肥化 / ミミズによる分解 / 生ゴミ / 廃棄物再資源化 / 循環システム |
Research Abstract |
今年度は、作成した堆肥(以下、ミミズ堆肥とする)を使って作物を栽培し、牛糞堆肥と比較し、効果を検討した。 サニーレタス:ミミズ堆肥の方が、葉がかなり大きく、緑色の濃い葉に成長した。 ナス:鉢植えで行ったが、鉢が小さかったためか、一つの苗から3本程度しか収穫できなった。牛糞堆肥を用いた苗からは、実がつかなかったので、牛糞よりも効果があると考えられる。 キュウリ:ナスと同様、鉢植えで行った。キュウリも鉢が小さかったためか、2~9本と数は少なかったが、牛糞堆肥で栽培した苗からは1本のみであったので、効果があると考えられる。 サツマイモ:紅サツマを、牛糞堆肥、ミミズ堆肥とも33株栽培した。 牛糞堆肥:個数195個、総重量53.6kg、最小20g、最大1,770g ミミズ堆肥:個数142個、総重量38.7kg、最小22g、最大1,555g 牛糞堆肥をかなり大量に入れたため、個数、重量とも牛糞堆肥の方が上回っているが、ミミズ堆肥も十分効果があると考えられる。どちらの堆肥でも、形状、色、味は良く、虫食いもなかった。収穫時期が若干遅かったため、かなり大きくなってしまったものもあったが、市場価値は十分あると考えられる。 ジャガイモ:ニシユタカをミミズ糞土と牛糞で栽培した。株数が5株と少なかったが、どちらの堆肥も、10個程度で、大きさのばらつきも同程度であった。デジマをミミズ糞土、生ゴミ残渣、魚粉を堆肥とし、各4株ずつ栽培した。ミミズ糞土、生ゴミ残渣を使った場合は平均7個、魚粉の場合は平均5個の収穫であった。ミミズ糞土も牛糞等と同様の効果があることがわかる。 本実地試験から、焼酎粕をミミズによって分解した分解物も、既存の堆肥と同程度の効果があることがわかる。本処理法は、分解処理が簡易であり、コストもかからないことから、新規の焼酎粕処理法として、さらに検討していく。
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