Project/Area Number |
20651063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 肖子 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (90377143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 友人 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (30362221)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | アフリカ研究 / 教育社会学 / 政治学 / 政治変動 |
Research Abstract |
本研究は、政治学と教育社会学の視点からアフリカの政治変動と教育の関わりを分析することを目的とする。 アフリカでは、独立後も政治状況が安定せず、急激な政権交代や軍事クーデターを繰り返した国が多い。そうした政治不安の要因として、経済的格差や利権の問題などと並び、民族間の対立が挙げられてきた。アフリカの政治研究者は、こうした社会要因を様々な角度から分析してきたが、政治・社会変動をもたらす重要な装置としての教育にはあまり注意を払われてこなかった。 一方、教育社会学者は、教育の場が明示的、暗示的に果たす、価値伝達やアイデンティティ形成の役割に関心を持ってきた。磐石と思われた国家が揺らぎ、社会全体の価値観が問われ直した国や地域(特に東ヨーロッパやアジア)において、市民意識を形成する「シチズンシップ・エデュケーション(市民性教育)」は様々な形で研究されてきた。しかし、こうした教育社会学の研究は、アフリカではほとんど行われていない。 本年度は、エチオピアにおけるCivic and Ethical Education(公民・道徳教育)の高校10-12年の教科書を言説分析及びカリキュラム分析の手法を用い、エチオピアで市民性や権利・義務、社会の在り方などについて、どのように教えられてきたかを、90年代前半から時系列で分析した。それにより、当該国において、民主化以降、市民像がどのように変わってきたか、また、市民性の教育がどのように変遷してきたかを考察した。 また、本年は本課題の研究期間の最終年度でもあったことから、これまでにエチオピア、ケニア、ガーナで行った分析の比較研究も試みた。本年度に着手した教科書分析から、より詳細な現状が把握できることが分かったので、今後更に研究を深めたい。
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