Project/Area Number |
20655031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional materials chemistry
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Research Institution | Kobe Gakuin University (2009) Nagasaki University (2008) |
Principal Investigator |
袁 徳其 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (70304962)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 選択的反応 / シクロデキストリン / 機能性分子 |
Research Abstract |
1. トポロジー制御したシクロデキストリン誘導体の分子認識能 平成20年度に引き続き、トポロジー制御した8種類の新規なシクロデキストリン誘導体を創出し、それらの自己包接または自己組織化挙動を、可視-紫外線吸収スペクトル、蛍光スペクトル、円二色性スペクトルおよびNMR測定などを用いて検討した。また、胆汁酸やAHL類クオルモン分子を含む多種の生体機能分子に対するこれらのトポロジー制御したシクロデキストリン誘導体の分子認識能についても検討を行い、endo-シクロデキストリン誘導体がexo-型誘導体より優れた分子認識能を有することを明らかにした。 2. 新規ベクトル選択的反応の発見 シクロデキストリンの二級水酸基側に結合したアシル基が分子内に隣接水酸基へ転移すると思われているが、芳香族チオエステルがアシル基転移を分子内で起こさず、分子間で引き起こすことを発見した。多種のシクロデキストリンチオエステルを用いて中性水溶液中でアシル転移反応を行い、生生物の構造を決定した。その結果、この分子間アシル転移反応は、二つの気質分子が形成した包接錯体を介して発生し、高いベクトル選択性を示すことを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(25 results)