Project/Area Number |
20656075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural engineering/Earthquake engineering/Maintenance management engineering
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
野田 茂 Kagawa University, 工学部, 教授 (80135532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 秀典 香川大学, 工学部, 教授 (80265470)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 蛇籠 / 個別要素法 / モデル化 / 力学メカニズム / 地震応答シミュレータ / 動的相互作用解析 / 耐震性能照査 |
Research Abstract |
1. 石詰かごを階段状に段積施工した擁壁・法面工においては地盤からの常時荷重が作用する。ブロックが積み重なった擁壁・法面工を地盤と一体的に捉え、種々の地震波を入力した数値解析を実施することにより、力学的安定性・耐震性に関する基本的な性質を調べた。解析には前年度に開発した粒状体挙動解析ソフトを適用した。これにより、石詰かごが耐震性だけでなく、土圧等の常時荷重に対する力学的安定性に優れていることが立証できた 2. 日本じゃかご協会で採用している「道路土工-擁壁工指針-」による応力計算法の結果と1.による結果を比較することにより、この指針がどの程度適用できるのかを分析した。詳細計算の結果より新たな計算法・指針の提案を試み、土圧等外力作用下での石詰かごの応力・変形状態を解析できる手法を確立した。従来の計算法に比べて、正確性を増した計算性能が得られた。 3. 試験・解析・実験の結果、石詰かごの力学的安定性・耐震性の高さが明らかになった。さらに、連続した石詰かご群としての安定性・耐震性評価を行うため、かごどうしの接続連結性を解明するため、結束方法の異なる複数パターンの金網かごの振動状況ならびに安定性を無拘束の金網かごの結果と比較分析した。その結果、現在販売台数の多い標準パターンの石詰かごは安定性・耐震性の面で優れていることが定量的に明らかになった。石詰かごの最適化計算とすでに開発した粒状体挙動解析ソフトを併用することにより、高耐震性の石詰かごを見出すことができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)