都市・地域におけるまちづくり初動期に対する3A構造からみた評価法の開発
Project/Area Number |
20656093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
神吉 紀世子 京都大学, 工学研究科, 教授 (70243061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 光雄 京都大学, 工学研究科, 教授 (30127097)
安枝 英俊 京都大学, 工学研究科, 助教 (60402971)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 都市・地域計画 / 参加型まちづくり / 初動期 / 質的解析 / 3A構造 / ワークショップ / 意識調査 / 主体間連携関 / 主体間連携関係 |
Research Abstract |
最終年度にあたって、改めて他分野の既往研究を踏まえた「質的」な研究・分析方法の検討を行うことを重視し、本研究組織外の研究者も含め、連続4回の研究会を開催し、ワークショップ開催・インタビュー・参与(関与)観察等の方法を用いている学術研究のレビューからの知見をまとめる作業を進めることとした。これを通じて、民俗学・社会学・生活学・臨床心理学・組織開発学の関連諸学会の学術論文やシンポジウム論文を検討し、調査実施内容の詳細記録・研究当初計画と成果の間の逐次確認等の方法論を議論し、参加型まちづくりにおける質的変化をとらえる研究方法の論構築を行った。この研究会と並行し、過去2年に実例を通じた調査・分析の対象としてきた(1)伝統的木造民家の保存継承活動の事例(京都市、和歌山県湯浅町、大阪府泉佐野市、千葉県市川市)、(2)高齢者のまちなか居住サポートに関わる活動事例(岡山県津山市)、(3)農村地域における災害復旧・復興に関わる集落組織の事例(インドネシア・ジャワ中部地震被災地)、(5)建築協定運営を基礎とした住民による住宅地マネジメント展開の活動事例(京都市)を、検討対象として補足的に調査を行いつつ精査しなおした。以上から、研究主題であるまちづくり初動期に対する3A構造からみた評価法として、Awareness、Attitude、Activityの3つをタイムライン状に位置づける考え方、Awareness、Attitudeの観察および表現についてはそれらの発展キャパシティを考慮しながら評価する考え方、Activityについては複数主体の関係の変化をプロセス把握する考え方、を抽出し、成果としてまとめた。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)