多収性水稲のソース活性、シンク形成を高めるサイトカイニン関連遺伝子の解明
Project/Area Number |
20658005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Crop science/Weed science
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
大川 泰一郎 Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (80213643)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 水稲 / 多収性 / サイトカイニン / 光合成 / タカナリ / アケノホシ / ソース / シンク / 光合成能力 |
Research Abstract |
シンク形成能力、葉の光合成速度の維持程度の大きい品種・系統を用いて、光合成速度、サイトカイニン量およびサイトカイニン関連遺伝子の発現量を検討した。圃場およびポットで栽培したシンク形成能力、ソース活性の維持程度の大きい品種・系統として、タカナリ、アケノホシ、アケノホシ/タカナリ交雑後代系統(F9)を用いた。 登熟期におけるソース葉の光合成速度が高く維持される品種・系統のサイトカイニン量を定量した結果、サイトカイニン量は高く推移し、光合成速度の維持と密接に関係していた。サイトカイニン合成遺伝子の発現量をリアルタイムPCR装置により定量し、発現量は葉の老化過程で減少し、サイトカイニン量と間に関係が認められた。シンク形成能力の高い品種・系統では幼穂形成期のサイトカイニン遺伝子の発現量が高い傾向が認められた。サイトカイニン合成遺伝子の発現量を制御することにより、さらにシンク形成能力が高く、老化を抑制し光合成速度が高く維持される品種の育成の可能性が高いことがわかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)