パターン認識受容体発現細胞ライブラリーによるプロバイオティクス免疫評価基盤の構築
Project/Area Number |
20658061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Zootechnical science/Grassland science
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
北澤 春樹 Tohoku University, 大学院・農学研究科, 准教授 (10204885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 忠夫 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00118358)
川井 泰 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (00261496)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | プロバイオティクス / イムノバイオティクス / パターン認識受容体 / 腸管パイエル板 / ブタ / 免疫担当細胞 / 腸管免疫 / 免疫評価系 / 乳酸菌 / Toll様受容体 / Nod |
Research Abstract |
【目的】近年、乳酸菌に代表されるプロバイオティクスの生理機能性を生かした特定保健用食品は、健康ブームから一大市場を形成し、食品業界の革命的存在となった。一方、プロバイオティクスの中でもとくに腸管免疫調節作用を有するものを「イムノバイオティクス」とする新しい概念が提唱されたが、活性因子の同定とその客観的な分子免疫評価基盤の確立が課題となり、未だ免疫機能を訴求した特定保健用食品の創成には至っていない。本研究では、免疫機能を訴求した特定保健用食品の創成基盤を築くため、新たな分子免疫評価系ライブラリーを開発し、イムノバイオティクスの多様な免疫機能の客観的評価基盤を確立することを目的とした。 【研究成果】パターン認識受容体を発現する腸管上皮細胞を用いて、腸管パイエル板由来免疫細胞と共培養することにより、腸管におけるイムノバイオティクスのパターン認識受容体を介する免疫評価の基盤を構築した。(1)インターセルを用いた共培養システムにより、ブタ腸管上皮細胞(PIE)とブタパイエル板由来の免疫担当細胞との相互作用を成立させた。(2)本システムにおいて、パターン認識受容体のリガンドでPIE細胞を刺激培養後、免疫担当細胞からのサイトカイン誘導を解析し、免疫調節機能を評価することができた。これらの成果は、パターン認識受容体発現細胞によるイムノバイオティクスの発展的腸管免疫評価系の構築につながる。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)