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家禽を用いた新規"GLP-1-ノルアドレナリン系入眠促進機構"の解明

Research Project

Project/Area Number 20658062
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Zootechnical science/Grassland science
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

長谷川 信  Kobe University, 大学院・農学研究科, 教授 (60107985)

Project Period (FY) 2008 – 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
KeywordsGLP-1 / 睡眠 / 中枢投与 / 行動 / 食欲
Research Abstract

本研究は、牛乳中の入眠促進因子を分離・同定すると共に、GLP-1が関与する新規の入眠促進機構の存在を提示することを目的とする。
まず、昨年度に引き続いて入眠促進因子を牛乳から分離・同定することとした。初代培養小腸細胞を用いた入眠促進因子検索系を確立するべく、鶏小腸におけるGLP-1の発現部位について調べた結果、遠位部において最もその発現量が多いこと、加えてα-ラクトアルブミンの経口投与が本部位におけるGLP-1の発現を促進することを確認した。そして、α-ラクトアルブミン酵素分解物について、ゲルろ過クロマトグラフィーを用いて分画した9画分の内の2画分が、上述検索系においてGLP-1の発現を増加させることを確認し、現在、この2画分から、逆相カラムクロマトグラフィーを用いて19ピークを検出し、これらの中からGLP-1発現促進能を有するピークを特定中である。
次に、GLP-1が関与する新たな入眠促進機構の詳細を解明することとした。GLP-1の脳室内投与が脳幹ではなく視床下部のPOMC(α-MSHの前躯体)の発現を有意に増加させること、及び、α-MSHの中枢投与が入眠を促進することから、GLP-1による入眠促進は視床下部のα-MSHを介することが明らかとなった。又、脳内ノルアドレナリン合成の律速酵素であるTHの特異的阻害剤であるa-MPTの前投与がGLP-1及びα-MSHの入眠促進作用に影響しなかったことから、GLP-1によるα-MSHを介した入眠促進は、ノルアドレナリンの合成促進に基づくものではないことが示唆された。そして、松果体におけるノルアドレナリンのシグナル伝達に関与するβ-アドレナリン受容体のアンタゴニストであるプロプラノロールの前投与が、GLP-1及びα-MSHの入眠促進作用を緩和することが明らかになった。それ故、GLP-1によるα-MSHを介した入眠促進には、視床下部からのノルアドレナリン放出の促進と、それに引き続く松果体におけるβ-アドレナリン受容体を介したメラトニンの合成促進が関与ている可能性が極めて高いと判断された

Report

(2 results)
  • 2009 Annual Research Report
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2016-04-21  

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