Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
HSL特異的阻害剤と報告されている76-0079はHSL以外にCES1も阻害する。KIAA1363(NCEH1)特異的阻害剤と報告されているAS115もNCEH1以外にHSL、 CES1に対する阻害活性を有するなど、現時点ではHSLに特異性の高い阻害剤は入手できていない。北里大学供田研究室との共同研究で、天然化合物ライブラリーの中から、特異性の比較を検討中である。独自にHSL特異的阻害剤の開発を目指している。マウスの脳室内投与のためカテーテル留置を試みてきたが、ラットの場合と異なり、高死亡率のため、安定した実験系(阻害剤・アデノウイルスベクター)の確立に至って居ない。視床下部特異的HSL欠損マウスの開発については、floxed・HSLマウスが未入手である。その代わり、HSL、 CES1、 NCEH1を過剰に発現する為にfloxedトランスジェニックマウスを開発している。既にファウンダーマウスが生まれてきており、トランスジーンの組み込みをスクリーニング中である。以上のように、マウスを用いた実験系は開発途上にある。そこで、ヒト脂肪組織における遺伝子発現と肥満との関係を検討した。対象は当院で開腹手術を受けた34症例である。BMI等の肥満度とHSLの発現とは負の、CES1の発現とは正の相関関係を見いだした。これらのTG水解酵素の脂肪組織における発現が視床下部における発現と並行するか否かが今後の検証課題である。
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All Journal Article (9 results) (of which Peer Reviewed: 9 results)
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