Project/Area Number |
20659154
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
杉山 大介 Kyushu University, 大学院・医学研究院, 特任准教授 (00426652)
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 発生・分化 / 血液 / 胎盤 / 幹細胞 |
Research Abstract |
本研究の目的は、マウス・ヒト胎盤造血幹細胞の性質と、それを取り囲むニッチによる造血幹細胞制御機構を解明する事である。 1)マウス胎盤に存在する造血幹細胞の特徴各発生段階における胎盤造血幹細胞の分布を検討するため、抗c-Kit抗体及び抗CD34抗体を用いて免疫染色を行った。またフローサイトメトリーを用いて造血幹細胞集団であるCD31,CD34,c-kit陽性細胞群を純化し、Ki-67抗体で染色することにより細胞周期が動いているか検討した。更にこれら細胞を採取し、コロニーアッセイ法を用いて造血前駆細胞活性を評価した。 造血幹細胞のクラスター数はE11.5に多く、その絶対数はE12.5に多いことがわかった。またE11.5に比べてE12.5の方が細胞周期に突入している細胞が少ないことがわかり、細胞の形態に関しては、E11.5の方がいびつな形態をとるなど明らかな違いがあることが判明した。またコロニーアッセイ法によりE12.5の方が造血前駆細胞を多く含むことがわかった。 2)遺伝子改変マウス胎盤における造血活性c-Myb KOマウス胎仔における造血幹細胞クラスターは正常個体よりも多くの細胞が集塊を形成する像が認められたが、その意義は検証出来ていない。 3)胎盤造血幹細胞ニッチの分子的基盤c-Kit陽性造血幹細胞クラスターを取り囲むニッチ細胞を採取し、細胞刺激因子の発現をreal-time PCRで検討した。TPO、G-CSFなどの発現は認められず、SCFのみが高値を示したことから、胎盤造血幹細胞の発生・増幅制御にはSCFが重要な事が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)