大動脈瘤の革新的な治療法開発:組織修復を制御するマイクロRNAの同定と機能解析
Project/Area Number |
20659199
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
青木 浩樹 Kurume University, 循環器病研究所, 准教授 (60322244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 耕一 山口大学, 医学部, 講師 (00322248)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 循環器・高血圧 / シグナル伝達 / マイクロアレイ / 核酸 / 生体分子 |
Research Abstract |
大動脈瘤は、無症状のまま進行し、破裂・突然死を来す原因不明の疾患であり、欧米における有病率は高齢者人口の約1割である。我が国でも年間約10万人の新規発症があると推定され、なお増加傾向にある。外科的手術が唯一の根治的治療法であり、小径大動脈瘤に対する効果的な治療法も無い現状を打開するためには、病態の解明と革新的な治療法の開発が急務である。また、より低侵襲の血管内治療でも、ステントグラフトの長期成績改善、適応拡大のために薬物との複合療法の開発が求められている。大動脈瘤病態は統合的な遺伝子発現調節による組織破壊であり、その制御により大動脈瘤の退縮治癒が可能である。本研究は、マイクロRNA(miRNA)が遺伝子発現を統合的に調節し、大動脈瘤病態を形成するとの仮説に基づき、治療標的となり得るmiRNAの同定を目的とした。野生型、JNK1ノックアウトおよびJNK2ノックアウトマウス由来の大動脈平滑筋細胞をTNFαで刺激、または野生型マウス由来の大動脈平滑筋をJNK阻害薬(SP600125)の存在下でTNFα刺激することにより、JNK依存性に制御されるmiRNA群の同定を試みた。miRNAを網羅的に解析するために、miRNAアレイ(LC Science社)を用いて解析を行ない、JNK依存性に発現が制御されるmiRNA群を同定した。さらにJNK1、JNK2特異的に制御されるmiRNA群も同定した。その結果、炎症、組織修復に関わる多くの遺伝子がmiRNAで制御されている可能性が示された。生体内でmiRNAの発現または機能を制御するためには、効率が良く部位(大動脈瘤)特異的な核酸導入システムの開発が必要と考えられる。本研究の成果を生かすため、今後は、部位特異的核酸導入システムの開発を進める予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(35 results)
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[Presentation] Tenascin C Protects Aortic Tissue From Multiple Insults Against The Development of Aortic Aneurysm2009
Author(s)
木村泰三, 吉村耕一, 青木浩樹, 今中-吉田恭子, 吉田利通, 青沼和隆, 廣江道昭, 今泉勉, 松崎益徳
Organizer
American Society for Cell Biology Annual Meeting 2009
Place of Presentation
San Diego, CA, USA
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[Presentation] Tenascin-C Has A Protective Role during The Development of Aortic Aneurysm2009
Author(s)
Kimura T, Yoshimura K, Aoki H, Ikeda Y, Hamano K, Imanaka-Yoshida K, Yoshida T, Hiroe M, Aonuma K, Matsuzaki M
Organizer
American Heart Association Scientific Sessions 2009
Place of Presentation
Orlando, FL, USA
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[Presentation] ワークショップ「慢性炎症:生活習慣病・癌に共通する基盤病態」炎症のタイムカプセル:大動脈瘤をモデル疾患とした慢性炎症の病態解明2009
Author(s)
青木浩樹, 吉村耕一, 木村泰三, 宮本貴宣, 今中-吉田恭子, 吉田利通, 浜本義彦, 青沼和隆, 廣江道昭, 重松宏, 松崎益徳, 今泉勉
Organizer
第32回日本分子生物学会
Place of Presentation
横浜
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