Project/Area Number |
20659217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute (2009) Osaka University (2008) |
Principal Investigator |
市川 肇 National Cardiovascular Center Research Institute, 心臓血管外科, 医長 (60303939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤 芳樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00243220)
松宮 護郎 千葉大学, 医学研究院, 教授 (20314312)
倉谷 徹 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (90448035)
上野 高義 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (60437316)
坂口 太一 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (10467574)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 先天性心疾 / 単心室症 / 容積曲線 / 右心室 / 骨格筋筋芽細胞シート / 容量負荷 / 先天性心疾患 / 圧容積曲線 |
Research Abstract |
本研究は、胎生期における右心室形成不全を原因とする単心室症、並びに類似疾患に対し骨格筋筋芽細胞シート移植術を施行し、心室機能の改善を目的とする。本研究に於いては、右心室に対する骨格筋筋芽細胞シート移植技術の確立、心臓超音波法による評価が難しい右心室機能評価方法の確立、右心室機能の左心室機能への影響の評価、並びに右心室形成不全モデルの作成が必要となる。昨年度に行った肺高血圧、圧負荷右心不全モデルに引き続き、イヌにおける肺動脈弁逆流による容量負荷右心機能障害モデルを作成。3ヶ月の観察期間により、カテーテル検査にて右心収縮力の低下、並びに右心室容積の拡大を認めた。引き続いて、肺動脈弁置換術を行い、更に1ヶ月の観察期間をおくことで、心収縮力の改善と、右室容積の縮小を認めた。また、心筋の組織学的検査により、容量負荷による軽度の心筋の繊維化、並びに、ミトコンドリア活性の低下を認めること、又、肺動脈弁置換術によりミトコンドリア活性が上昇することもあわせて確認し、今年度の学会にて報告を行う予定である。今後、骨格筋筋芽細胞シートを移植し、心機能改善にどのような影響を与えるのか、評価する予定である。又、あわせて、心機能改善にどのようなmicro RNAが関与しているかをmicro chipを用いた解析にて明らかにする予定である。
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