敗血症病態における骨髄由来上皮分子化細胞を用いた組織再生理論の確立
Project/Area Number |
20659282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Emergency medicine
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松田 直之 Kyoto University, 医学研究科, 准教授 (50332466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 誠士 富山大学, 医学薬学研究部, 助教 (10456361)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 敗血症 / 幼弱白血球 / Gr-1 / サイトケラチン / 多能性幹細胞 / G-CSF / 再生医療 / 遺伝子治療 / 急性肺傷害 / 骨髄分化細胞 / 炎症 / 血管内皮細胞 / 多能性分化細胞 |
Research Abstract |
リポポリサッカライド(LPS)の静脈内投与を施した8~12週齢の雄性BALB-Cマウスにおいて,敗血症類似病態の時系列に沿って,サイトケラチン陽性多能性上皮分化細胞(epidermal progenitor cell)が肺に動員されることを組織科学的方法で確認した。これらは,podoplanin(1型肺胞上皮細胞マーカー)ではなく,SP-C(2型肺胞上皮細胞マーカー)やcaveolin-1(血管内皮細胞)と共存する傾向があり,Gr-1あるいはvon Willebrand因子と共発現していることが免疫組織科学的手法で明らかとなった。また,抗サイトケラチン抗体IgGビーズや抗caveolin-1抗体IgGビーズを用いて,epidermal progenitor cellを分離した結果,共にGr-1を強く発現することが確認された。 一方,骨髄抑制を特徴とするop/opマウスにLPSを静脈内投与し敗血症類似病態とすると,epidermal progenitor cellの肺への動員が消失した。さらに野生型BALB-Cマウスとop/opマウスにおいて,LPS10mg/kgおよび20mg/kgの腹腔内投与による生存曲線を比較すると,op/opマウスで死亡率が高いことが確認された。Epidermal progenitor cellが骨髄由来であることをさらに評価するために,GFP-BMTマウスを用いて,LPS10mg/kgおよび20mg/kgをGFP-BMTマウスの腹腔内に投与し,GFPとサイトケラチンの共陽性細胞が肺に出現するかを確認した結果,LPS投与の約1~3時間よりこれらの細胞が肺に集積しすることが確認された。 本研究は敗血症病態におけるepidermal progenitor cellの肺への動員を評価したものである。従来,幼弱球として分類されてきた敗血症病態の白血球は,骨髄より動員され,肺胞2型上皮細胞や血管内皮細胞に分化できる可能性を持つことが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)