抜去歯由来幹細胞による骨、歯髄、象牙質再生療法と発展的細胞治療法、同種移植研究
Project/Area Number |
20659297
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 陽一 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (20345903)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 実 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00151803)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 再生医療 / 幹細胞 / 細胞治療法 / 同種移植 / 歯内療法 / 骨再生 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、骨髄間葉系幹細胞(BMMSCs)に代わる幹細胞源として期待されている乳歯および永久歯歯髄幹細胞を用いた細胞治療法の開発について、特に歯槽骨再生および同種移植に焦点をあて、さらなる研究を行った。生後2ヶ月の子イヌより抜去した乳歯および親イヌより抜去した永久歯から歯髄由来細胞を単離、培養した後、親イヌ顎骨に直径10mmの歯槽骨欠損モデルを作成し、得られた乳歯歯髄由来細胞、永久歯歯髄由来細胞およびBMMSCsを骨芽細胞分化誘導培地にて培養後、それぞれ移植した。生理活性物質および足場としては、多血小板血漿(PRP)を用いた。その結果、移植後4、8週において、コントロール群(欠損のみ、PRPのみ)では骨形成がほとんど得られなかったのに対し、乳歯歯髄由来細胞、永久歯歯髄由来細胞およびBMMSCs移植群においては良好な骨形成が確認された。再生骨について免疫組織学的評価を行ったところ、Osteocalcin陽性を示した。また、移植後8週における骨占有率は、細胞移植群がコントロール群に対して有意に高い値を示したが、細胞間での有意差は認められなかった。その後細胞移植8週後に細胞移植部へのインプラント埋入行い、16週後に屠殺し、組織学的、組織形態学的評価を行ったところ、インプラントと再生骨の骨結合率bone-implant contact (BIC)は、コントロール群と比較し細胞移植群では有意に高いことが示された。細胞移植により再生された骨と埋入されたインプラントとの骨結合率が良好であったことから、骨欠損部への歯髄由来細胞移植が咬合機能回復に有用である可能性が示唆された。さらに、乳歯歯髄由来細胞を用いた世代間を超えた移植により良好な骨再生が得られたことから、同種移植の可能性が示唆された。なお、この成果はCell Transplant (2010 Epub)において発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(63 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
山田陽一
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Journal Title
実験医学 再生医療の最前線2010 第3章 幹細胞の分化誘導と臨床応用 歯髄幹細胞の再生医療における可能性(羊土社)
Pages: 127-133
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[Journal Article]2009
Author(s)
山田陽一
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Journal Title
季刊 歯科医療 歯周組織再生医療の分類、基礎と臨床 5)細胞移植(第一歯科出版)
Pages: 29-37
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[Journal Article]2009
Author(s)
山田陽一
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Journal Title
口腔と全身疾患, 第7編 歯科医学と生命の結びつき 3)歯科医療の再生(iPS、GTR、エムドゲイン、インプラント、全身疾患への応用)(クインテッセンス出版)
Pages: 188-192
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[Journal Article]2009
Author(s)
山田腸一
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Journal Title
幹細胞の分化誘導と応用 第2編 幹細胞の特性と制御機構および作製技術 4章 体性幹細胞 1)歯髄幹細胞(エヌ・ティー・エス)
Pages: 45-54
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[Journal Article]2009
Author(s)
山田陽一
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Journal Title
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Pages: 268-275
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