Project/Area Number |
20659328
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social dentistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
永田 英樹 Osaka University, 大学院・歯学研究科, 准教授 (50260641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雫石 聰 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (00028789)
前田 和彦 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (00346165)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 口臭 / 機能性食品 / 植物成分 |
Research Abstract |
病的口臭の大部分は口腔内に原因があり、歯周ポケットや舌苔に存在する歯周病細菌を中心とする口腔細菌により産生される揮発性硫化物が口臭の主要原因物質と考えられている。我々は、これまでに、ユーカリ葉抽出物は歯周病細菌を含む種々の口腔細菌の増殖を強く抑制することや主要な歯周病細菌であるPorphyromonas gingivalisの産生するタンパク質分解酵素活性を阻害することを報告した。また、ユーカリ抽出物を配合したチューインガムを12週間摂取した群は、ユーカリ抽出物未配合チューインガムを摂取した群と比較して、歯垢堆積量や歯周病に関する種々の臨床指標を有意に改善することも報告した。本研究では、被験者にユーカリ抽出物配合チューインガムもしくはユーカリ抽出物未配合チューインガムを12週間摂取してもらい、4週毎に舌苔量の測定や口臭検査(ガスクロマトグラフィー検査と官能検査)を行い、ユーカリ抽出物配合チューインガムの口臭抑制素材としての可能性を検討した。その結果、ユーカリ抽出物配合チューインガム摂取群では、ベースライン時と比較して、摂取期間中、官能検査値と舌苔量が有意に減少した。また、ユーカリ抽出物配合チューインガム摂取群は、コントロール群と比較して、官能試験値、揮発性硫化物および舌苔量が有意に改善した。以上の結果より、ユーカリ抽出物配合チューインガムは、舌苔量を減少させることにより口臭を抑制する可能性が示唆された。ユーカリ抽出物配合チューインガムは、長期間摂取しても、過剰量摂取しても、口腔内や全身状態において重篤な副作用がみられなかったことから安全性も確認されている。したがって、ユーカリ抽出物は口臭抑制を目的とした機能性食品に応用できる有力な素材であると考えられる。
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