小児科外来看護師の発達障害児への対応の現状と課題に関する基礎的研究
Project/Area Number |
20659348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Lifelong developmental nursing
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40452180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大見 サキエ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40329826)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 発達障害 / 外来看護師 / 対応の困難さ / コミュニケーション / 軽度発達障害 / コミュニケーション力 / 軽度発逹障害 |
Research Abstract |
本研究は、全国の一般病院に勤務する小児科外来看護師を対象に、発達障害児への対応の現状を明らかにし、外来看護師への支援の在り方を検討することを目的とした3年間の計画の最終年度にあたる。質問紙調査から、発達障害と診断・推測されている子どもに関わった経験は、小児科・耳鼻咽喉科ともに8割以上が経験しており一般の医療機関に日常的に関わる機会があり、7割近くが対応の困難さを感じていることが明らかになった。診療場面での対応困難な状況は、小児科よりも耳鼻咽喉科看護師がより対応困難な状況であることが明らかになった。小児科では、子どもへの対処として診察や処置の安全確保と同時に子どもの意思決定を尊重する関わりや、子どもが安心できる環境の調整をより意識していることが明らかになった。耳鼻咽喉科では、発達障害のある子どもの個別の特徴を踏まえた関わりや家族に対する心理的配慮の等の援助を強化の必要性が明らかになった。 発達障害に関する理解は、看護経験年数とのはなく、看護師が関わる連携調整に関する経験との関連が認められた。看護師は、発達障害に関して高い関心を示していたが、研修の機会が非常に少なく、専門性を高めるには困難な現状であることが示唆され、身体的・心理的に負担のかかる受診のなかで示す子どもの様々な反応やニードにいかに対応すべきかについては、障害の概念の説明や包括的な支援の在り方などの一般的な内容めみならず他領域は違った看護独自のアプローチ方法の開発が必要であることが示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)