新材料利用による損傷モニタリング・振動制御ダブル機能型デバイスの開発
Project/Area Number |
20686038
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
日高 桃子 京大, 防災研究所, 准教授 (20346828)
|
Project Period (FY) |
2008 – 2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
|
Budget Amount *help |
¥21,970,000 (Direct Cost: ¥16,900,000、Indirect Cost: ¥5,070,000)
Fiscal Year 2009: ¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2008: ¥9,880,000 (Direct Cost: ¥7,600,000、Indirect Cost: ¥2,280,000)
|
Keywords | 制振デバイス / ヘルスモニタリング / オンライン応答実験 / 数値解析 |
Research Abstract |
A : 要素実験の予備解析・要素実験載荷装置の設計発注(平成20年4月-年5月まで) 汎用FEM解析プログラムABAQUSを用いて、(1) ヘルスモニタリングに適したスリット入り鋼板の設計法、(2)スリット入り鋼板の面外補剛パネルのボルト配置設計法を提案した。また、要素実験において簡易に載荷ができる載荷治具を設計・発注した。 B : 要素実験(6月中) 要素実験で、Aにおいて提案してスリットの設計法・面外補剛パネル設計法の妥当性を検証した。簡易に載荷を行える載荷治具を製作し、Cの試験体の1/2スケール試験体8体に載荷実験を行った。 C : 3層骨組オンライン応答実験(7月〜8月に設計・試験体発注、9月〜11月までで実験) 汎用解析プログラムOpenSeesを用いたハイブリッドオンライン応答実験を行った。実大1/2.4スケール、塗料または面外補剛用のオープンセル体パネルをスリット入り鋼板に適用したLEDダンパー付き建物(2つ)の試設計および反力壁に設置した3台の水平ジャッキを用いて実験した。 これらの研究結果から、塗料については材料構成と塗布法、オープンセル体パネルについてはスリット端部の鋼とパネルとの摩擦挙動を明らかにすることが以降の研究課題であることがわかった。また、平成20年度の実験から、間柱型制振ダンパーのエネルギー消費能力を効果的に引き出すためには、骨組内の配置位置が鍵となることがわかった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)