Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Research Abstract |
20度に予測したレトロコピーを精査した結果、親遺伝子、レトロコピー中に信頼性の低い候補が含まれていることが明らかになった。そこで、解析フローの見直しを行い、親遺伝子、レトロコピーの再同定を行った。その結果、親遺伝子として12,928遺伝子座を同定し、これらから1,394のレトロコピーを予測することが出来た。既存の発現データの検証を行った結果、いくつかの転写型のレトロコピーについて、親遺伝子が全.組織で発現するのに対し、レトロコピーは生殖関連組織で特異的に発現している;とが明らかになった。イネにおいても、転写型のレトロコピーが生殖機能に重要な役割を果たしていることが示唆される。そこで、レトロコピーの転写活性を網羅的に解析するため、当初予定していたRT-PCRによる解析から、.次世代シーケンサーを使用したトランスクリプトーム解析へ実験計画を変更することにした。実験の対象とする組織については、葉、根、茎、カルス、開花前後の穂、種子の全7組織に決定した。現在までにIlluminaのGA2xシーケンサーによるRNA-seq解析データを3ラン分取得し、ゲノム配列にマッピンダして発現パターンを見た結果、親遺伝子とレトロコピーで異なるパターンを示すものが見つかった。 今後は、さらに配列データを増やし、各親遺伝子とレトロコピーの発現パターンを網羅的に解析し、異なるパターンを示す遣伝子について、組織特異性や種間比較解析を行い、自然選択が見られる遺伝子の同定を目指す。
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