Budget Amount *help |
¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Research Abstract |
本研究は, 空港滑走路・誘導路の絶対的路面凹凸データの波長・振幅と, その上を実際に走行する航空機の走行中の挙動データ(速度・鉛直加速度・水平加速度)との定量的な関係を解明し, 航空機の走行安全性を元にした空港滑走路・誘導路の路面凹凸の新しい評価手法・評価基準を構築することを目的として実施した. 具体的には, 1. 航空機がどのような凹凸箇所を走行した場合に, 走行時の鉛直加速度が大きくなるかを明らかにするために, 東京国際空港C滑走路を北側および南側から離陸走行および着陸走行した航空機の時系列応答データを, 航空機走行速度, 走行時の鉛直加速度, 走行位置, 路面凹凸振幅, 路面凹凸波長等に着目してデータ整理を行う. 2. 航空機走行時の応答を模擬可能な1自由度系モデルの基礎検討を実施する. 3. 上記1, 2を遂行するために必要となるデータの収集, 実際の空港滑走路での計測および情報収集を実施する. 平成20年度は, 東京国際空港C滑走路の路面凹凸データを入手し, 路面の波長分布, 振幅分布の整理を行い, 現状の滑走路の位置別凹凸性状について整理を行った. その結果, 局所的に路面の凹凸が大きい場所があることがわかり, 本研究において特に着目すべき位置であることを確認した. 次に, 実際にこの滑走路を走行した航空機の離着陸時の航空機加速度データ(速度・鉛直加速度・水平加速度)を入手し, 路面の凹凸によって鉛直加速度が大きくなる位置, その位置での走行速度およびその加速度の大きさについて一部整理を行った.
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