Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Research Abstract |
■婦人科癌幹細胞の分離・同定 癌幹細胞の分離方法として、(1)Hoechst33342の排出能を利用したSP細胞分離、(2)細胞表面マーカーを利用した幹細胞分離法、(3)Sphere形成法を利用した幹細胞分離法が挙げられるが、我々はCD133(prominin-1)を細胞表面幹細胞マーカーとして選択し、FACS vantage, MACS(Magnetic sorting system)を用いて婦人科癌細胞株からCD133+細胞を分離する事を試みた。 卵巣癌細胞株のCD133発現を検討し、卵巣癌細胞株OVCAR-3細胞と当院で樹立した卵黄嚢腫瘍細胞株NOY1細胞とNOY2細胞の3つの細胞でCD133発現を認めた。MACS(Magnetic sorting system)を用いて、卵黄嚢腫瘍細胞株NOY1細胞からCD133+細胞とCD133-細胞を分離した。MACSで分離したCD133+細胞を様々な増殖因子(rhEGF : recombinant human Epidermal Growth Factor, rhFGF-b : recombinant human Basic Fibroblast Growth Factor, Heparin etc)を追加した幹細胞専用培地で培養する事により、stemcell sphere(浮遊する幹細胞塊)の形成を確認した。またBLB/c nudeマウスにCD133+細胞とCD133-細胞を皮下注と腹腔内投与を行い、CD133-細胞では500万個投与でも腫瘍形成が見られなったのに対して、CD133+細胞では10万個で皮下腫瘍と腹膜播種形成を認めた。
|