補助刺激分子の関わる血管新生の新しいメカニズムと治療法の開発
Project/Area Number |
20791280
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
服部 貴明 東京医大, 医学部, 助教 (20408173)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2009: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 角膜血管新生 / CD40 / 補助シグナル分子 |
Research Abstract |
角膜血管新生の新たなメカニズムを解明することを目的に本研究を行った。特に本研究では、T細胞に重要である補助シグナル分子に注目した。 BALB/cマウスの角膜に10-0ナイロンを縫合し、角膜血管新生を誘導した。1週間後に角膜を採取しcDNAを作成、各補助シグナル分子の発現を確認した。当初補助シグナル分子の一つであるOX40に注目していたが、OX40の発現はそれほど強くなかった。 mRNAレベルで発現が強かった補助シグナル分子はCD40であった。そこでCD40の発現を免疫組織化学染色で確認したところCD40が強く発現していることが確認できた。 角膜血管新生においてCD40の発現が機能的であるか否かを確認するためにvivoの実験を行った。 BALB/c角膜に10-0ナイロンを縫合し、隔日でCD40に対する刺激抗体をマウスに投与した。1週間後に角膜血管新生の程度をコントロール抗体を投与した群と比較した。CD40を刺激する抗体を投与したマウスでは血管新生がコントロール群に比較し強く誘導されていた。 これらのことから角膜血管新生のメカニズムにCD40が深くかかわっていることが確認できた。今後さらに研究を進め、CD40と血管新生の詳しいメカニズムについて検討を行っていく予定である。またさらに網脈絡膜血管新生とCD40の関係についても現在検討を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)