高度専門領域における手話通訳の技術向上のための教材開発
Project/Area Number |
20820011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
松井 美奈子 筑波技術大学 (10455941)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥2,015,000 (Direct Cost: ¥1,550,000、Indirect Cost: ¥465,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,378,000 (Direct Cost: ¥1,060,000、Indirect Cost: ¥318,000)
Fiscal Year 2008: ¥637,000 (Direct Cost: ¥490,000、Indirect Cost: ¥147,000)
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Keywords | 手話通訳 / 高等教育 / 教材 / ろう |
Research Abstract |
今年度は、教材作成のため基礎資料を収集するため次の内容を整理した。 1.教材でとりあげる技術項目の作成 (1)手話通訳者が通訳上問題として指摘した内容と、通訳実施ごとに手話通訳者が作成した報告レポートを整理し、高等教育での手話通訳技術に関連すると思われる内容を抽出し、技術項目ごとに分類した。これは、今後実施する手話通訳者への記入式調査とあわせて分類していく。(2)手話通訳利用者から出された技術に対する要望を整理し、(1)の技術項目と合わせて分類した。今後は、手話通訳利用者から大学で手話通訳を利用した際に感じたことについて記入式と対面インタビューでの調査を行い、利用者が求める技術を抽出する。あわせて教員が授業において何を実現させようとしているかについて紙面記述式により調査を行い、技術項目として必要と思われるものがあるけ検討を加え、該当するものがあれば新規に追加する。 2.研究の意義と重要性 技術項目作成を行う中で、平素、手話通訳者が高度専門領域での通訳に苦慮していること、そして問題は認識していてもその解決のための指導法や教材、方策等が整っていないことが明らかになった。また、通訳利用者からは、通訳に対してニーズはあるが、それをどのような形で出していけば通訳者のステップアップにつながるのかがわからない状況にあることもはっきりと見えてきた。今回は通訳者の問題解決に視点をおいた研究であるが、今後は本研究をさらに発展させて、利用者が通訳を利用するための通訳者との共同作業についても指摘していく必要がある'と思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)