エピガロカテキンガレートによる腎虚血再潅流障害および急性腎拒絶反応の制御
Project/Area Number |
20890119
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥見 雅由 阪大, 医学部附属病院 (60512978)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,081,000 (Direct Cost: ¥2,370,000、Indirect Cost: ¥711,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,456,000 (Direct Cost: ¥1,120,000、Indirect Cost: ¥336,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,625,000 (Direct Cost: ¥1,250,000、Indirect Cost: ¥375,000)
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Keywords | エピガロカテキンガレート / ラット / 腎虚血再灌流障害 / 同種腎移植 |
Research Abstract |
目的1)ラット腎虚血再灌流障害(IRI)モデルおよび目的2)ラット同種腎移植拒絶反応モデルの作成を行った。 1)SDラット(雄性、8〜12週齢)を用い、両側腎動脈を60分間遮断した後に再灌流させる腎IRIモデル(n=6)を作成した。血清クレアチニン(sCre)値は、0.22±0.05、2.42±1.21、0.82±0.67mg/dl(前、24、72時間後)とこれまで我々が報告してきた結果が再現されていた。さらに、エピガロカテキンガレート(EGCG)の抗酸化作用の漂的として、活性酸素種(ROS)によるDNA酸化産物である尿中8-OHdGの変化を検討した。尿中8-OHdG量をELIZA法にて測定し、IRIによる組織障害後の生成速度を評価した結果、22.4±8.3から39.2±5.8ng/kg/hr(24、72時間後)に増加していることを確認した。 2)WFラットをドナー、LEWラットをレシピエント(雄性、8〜12週齢)とした同種腎移植急性拒絶反応モデルの作成を試みた。コントロール群として10頭作成し、その内6頭を移植後8〜10日目に屠殺、移植腎組織を採材した。H&E染色では糸球体や間質への単核球浸潤を認めたが、屠殺時点でのsCre値は0.75±0.24mg/dlであった。残り4頭は生存期間の検討のため経過観察したが、全例2カ月以上生存した。EGCG投与による免疫抑制効果を検討するにあたり、この組合せでの腎移植モデルは不適切と判断した。そこで.ドナーをBNラットに変更予定であるが、移植実験前にLEWラットとBNラットの脾臓細胞によるリンパ球混合反応(MLR)にてそのMHCの相違を評価した。同時にEGCG添加によるMLRの抑制効果を検討した。Stimulation lndex(SI)は、LEW@BN=3.5と十分な反応を示し、EGCG添加濃度依存性に1.75、1.10、1.05(EGCG添加量25、50、100μM)と抑制さていることを確認した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)