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遺伝的多型を考慮した発生毒性評価システムの開発のためのモデル細胞の作出

Research Project

Project/Area Number 20890284
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied pharmacology
Research InstitutionNational Institute for Environmental Studies

Principal Investigator

今西 哲  国立環境研, 研究員 (50462479)

Project Period (FY) 2008 – 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥3,302,000 (Direct Cost: ¥2,540,000、Indirect Cost: ¥762,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,742,000 (Direct Cost: ¥1,340,000、Indirect Cost: ¥402,000)
Keywords多能性幹細胞 / リプログラミング / モデル細胞
Research Abstract

本年度は、マウス胎仔由来線維芽細胞(MEF)からの誘導を試みた。材料には、市販のMEFを用いて、DNAメチル化阻害剤5-aza-2'-deoxycytidine (azaDC)、ヒストン脱アセチル化阻害剤Trichostatin A(Tri A)、ES細胞維持剤BIO、PD98059、エストロゲン受容体関連受容体・(ERRβ)アゴニストDY131の5種類の化学物質を用いて、複数の培養プロトコルを試験した。その結果、azaDC 2.2μM、Tri A 150nM、DY131 30μMを適切な日程で添加した揚合、形態的にマウスES細胞に類似した細胞のコロニーが出現することがわかった。しかし出現率が7.2x106cellsから1コロニーと非常に低く、研当該コロニーの細胞を生化学的な解析に用いることが出来ない状態である。また、増殖速度が遅い、通常のES細胞培養条件では維持できない等の問題点が解っている。現在、効率の上昇と安定した増殖を目指してプロトコルの改良を行っている。
さらに並行して、DY131を用いてマウスES細胞の多能性維持が可能であるかを検討している。DY131の標的であるERRβは、ES細胞の多能性の維持に必須であることが複数の研究によって示されている。DY131を上記と同濃度の30μM〜3nM添加したところ、300nMと30nMで、LIF添加と同様な形態の細胞が増殖することが解った。マウスES細胞の多能性はLIFの添加によって維持できることが知られている。しかし、DY131の300nMまたは30nM添加では、数日の内に形態が変化してしまうことが観察された。一方でLIF非添加と比べると、形態の変化が観察される時期が遅く、DY131はES細胞の多能性維持に十分ではないが、一定の効果があることが示唆された。現在、生化学的な解析を行っている。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2016-04-21  

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