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メディア・リテラシーの育成を通して、中学生にPISA型読解力を身につけさせる

Research Project

Project/Area Number 20902007
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 国語・国文学
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

端名 秀雄  Kanazawa University, 人間社会学域学校・教育学類附属中学校, 教諭

Project Period (FY) 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2008: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Keywordsメディア・リテラシー / PIZA型読解力 / 情報の比較
Research Abstract

1. 研究目的
本研究の目的は、中学生にメディア・リテラシーを育成することを通して、PIZA型読解力を身につけさせようとしたものである。
2. 研究方法
まず、メディア・リテラシーを育成するために、新聞記事の読み比べを行わせた。文部科学省が実施した運動能力調査の結果に関する全国紙三紙の記事を比較させ、データの取り上げ方や記事の内容について多角的に検証させた。次に、テレビのニュース番組を見比べさせ、報道のしかたを検証させた。熊の出没を話題にしたニュース番組三つ(総務省のメディアリテラシー教材を活用)を視聴させ、同じ話題でも、番組によって取り上げ方が異なっていることに注目させた。
また、事実を述べた文と意見を述べた文を区別できるようにさせるため、ワークシートを作成しポイントについて学習させた。
ここまでの学習を踏まえて、実際にニュース番組を作らせた。総合的な学習の時間に四人グループで調査した学校に関する話題を題材として、まず事実と意見を区別してニュース原稿を作らせ、アナウンサー役の生徒がそれを読み上げ、キーワードを書いた字幕等も用意させて録画した。その後、二~三分の番組として編集し、各クラスで十本ずつ視聴させた。伝えようとしている話題のポイントや、述べられていた事実・意見を区別しながら視聴させ書き取らせた。情報の受け取りやすさという観点で相互評価をさせ、集計結果で上位の班を発表した。
3. 研究成果
上記のような活動を通して、PIZA型読解力、すなわち「書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」を身につけさせることができたものと考える。この能力をより確かなものとするために、今後も新聞のスクラップを課題としたり、新聞の読み比べ、テレビ番組の見比べ等を定期的に実施していきたい。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2016-04-21  

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