Project/Area Number |
20925010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
農学・水産学
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
岩下 博通 Tottori University, 農学部, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥420,000 (Direct Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2008: ¥420,000 (Direct Cost: ¥420,000)
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Keywords | 農場実習 / ブドウ栽培 / 省力化 |
Research Abstract |
1 研究目的:本研究は、 (1) ブドウ栽培の省力化による技術面のメリットを明らかにする、 (2) 新品種の導入や従来の栽培方法を省力化することにより、農場実習教育の改善を図り、学生の栽培技術に対する理解度と達成度の向上を目的としている。 2 研究方法:省力化による技術面のメリットを明らかにする研究では、対象として果樹班を専攻する3年次のクラスで調査を行った。従来、当センター果樹園ではブドウ(デラウエア)は吊り棚で長梢剪定栽培が行われてきたが、省力化を目的としてパイプ棚を設置し短梢剪定栽培を行い、両栽培方法の作業内容を比較し、数値化することで省力化の効果を明らかにした。数値化するために(1かなり省力的2少し省力的3かわらない4あまり省力的でない5まったく省力的でない)を設定した。作業内容は、摘心、摘粒、傘かけ、剪定を行った。また、学生の栽培技術に対する理解度と達成度を調査するために、各作業のおわりに感想などアンケート方法で回答を得た。ブドウ新品種の導入については、粒の大きさや色の違いなど9品種を導入し、収穫時期や色違いの詰め合わせなど導入の目的を説明するだけに止まった。 3 研究成果:数値を平均することで、1に近いと省力化されていることが、5に近いとまったく省力化が出来ていないことがわかる。各作業の平均値は摘心1.4摘粒2.3傘かけ1.7剪定1.0となった。この結果、すべての作業が省力化されていることがわかった。とくに経験を必要とする剪定作業においてすべての学生が1をつけた。また、作業内容を比較してみると一房に留まり作業を行う摘粒と比べて、流れ作業的に出来る剪定や摘心といった作業で省力化の効果が大きいことがわかった。
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