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造血幹細胞移植後のシクロスポリンによる腎障害の危険因子に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20927003
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 医学Ⅰ-B(薬学Ⅱ)
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

鈴木 貴明  Chiba University, 医学部附属病院・薬剤部, 薬剤師

Project Period (FY) 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2008: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Keywords造血幹細胞移植 / シクロスポリン / 腎障害
Research Abstract

造血幹細胞移植後の腎障害は予後に影響する重大な合併症であり、また頻度が高いことも臨床上の大きな問題点となっている。移植後の腎障害の発生に関する報告はいくつかあるものの、その危険因子までは明確となっていない。そこで、本研究では造血幹細胞移植後のシクロスポリン投与による腎障害の危険因子について明らかにすることを目的とした。
調査対象は、千葉大学医学部附属病院で造血幹細胞移植を受けた患者のうちCyAを24時間持続点滴で使用した患者(40名)とし、調査対象期間はCyA投与開始から内服に変更になるまで(およそ30-60日)の期間とした。腎障害の指標として最大Cre上昇率(=調査期間中の最大Cre値/bascline Cre値)とBeaman's scorc (Beaman SI, et al. J Clin Oncol. 1988 ; 6 : 1562-1568.)を用いて年齢、性別、疾患、移植の種類、併用薬剤などが造血幹細胞移植後のシクロスポリン投与による腎障害の危険因子となり得るか検討した。統計処理はJMP8.0を用いて行った。
本研究により、骨髄破壊的前処置を伴う通常の移植とミニ移植患者の間で最大Cre上昇率に差を認め、他にも男性より女性の方が腎障害gradeおよび最大Cre上昇率が大きいという結果を得た。通常の移植とミニ移植では移植前処置に用いる薬剤が異なるため(通常の移植ではシクロホスファミドと全身放射線照射が主)、シクロボスファミド使用の有無による差も検討したが現時点では有意差を認めなかった。その他として年齢、疾患、併用する抗真菌剤との関連性についても検討を行ったが、有意差を認めなかった。
以上の結果より、骨髄破壊的処置を伴う移植と女性であることが造血幹細胞移植後のシクロスポリンによる腎障害の危険因子となることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2020-05-15  

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