Project/Area Number |
20F20411
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 90110:Biomedical engineering-related
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
石田 竜弘 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (50325271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
EMAM SHERIF 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ワクチン / COVID-19 / コロナワクチン |
Outline of Research at the Start |
COVID-19に対する独自の免疫技術を用いたワクチンを開発することを目的とする。我々は高分子のPEGに対する自然免疫を利用して、体液性免疫も細胞性免疫も同時に誘導可能な抗原デリバリーシステムを開発している。COVID-19のワクチンは、単に体液性免疫を誘導するだけでは不十分で、細胞性免疫も同時に誘導することが必要とされており、我々のシステムを用いれば細胞性免疫も同時に誘導することができる可能性が高いことから、ユニークかつ有能なワクチンの開発が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、細胞外小器官であるエクソソームを用いたCOVID-19に対するワクチンのプロトタイプを開発することを目的とした。我々は高分子のポリエチレングリコール(PEG)に対する自然免疫を利用して、体液性免疫も細胞性免疫も同時に誘導可能な抗原デリバリーシステムを独自に開発し、既に報告している。培養がん細胞にCOVID-19由来の抗原(Sタンパク)を発現させ、これを発現するエクソソームを回収し、これをPEG修飾して抗原として用いることを発案した。本提案は、PEG修飾リポソーム投与によって脾臓辺縁帯のB細胞(MZ-B細胞)が感作され、数日後に投与したPEG修飾リポソームを捕捉し、速やかに胚中心の樹状細胞に運ぶようになる、という研究代表者らによる極めてユニークな発見に基づいたものである。COVID-19のワクチンは、単に体液性免疫を誘導するだけでは不十分で、細胞性免疫も同時に誘導することが必要とされている。コロナウイルス由来S1タンパクをトランスフェクションした細胞から、S1タンパクを発現したエクソソームを回収し、これにポリエチレングリコール修飾を施した(PEG修飾エクソソームの調製)。調製したPEG修飾エクソソームを、あらかじめPEG修飾リポソームを投与して体内に抗PEG抗体を誘導したマウスに静脈内投与したところ、想定通り強い抗S1タンパクIgG抗体が誘導されることを確認し、PEG修飾エクソソームを用いた脾臓辺縁体B細胞標的型コロナウイルスワクチンを開発できる可能性を示した。さらに、我々のシステムは体液性免疫だけでなく、細胞性免疫も同時に誘導することができることを確認した。外国人研究員と共同して行った本研究により、COVID-19に対する新規なワクチンの開発が可能になるものと期待された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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