Project/Area Number |
20F40079
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 61010:Perceptual information processing-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
近藤 眞理子 (2020-2021) 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (00329054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PEREZ RAMON RUBEN 早稲田大学, 国際学術院, 外国人特別研究員
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Host Researcher |
近藤 眞理子 (2022) 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (00329054)
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Foreign Research Fellow |
PEREZ RAMON RUBEN 早稲田大学, 国際学術院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 第二言語音声習得 / 英語音声習得 / 日本語母語話者 / 文節音 / 理解度 / バイリンガル合成音 / バイリンガル音声合成 / 日本語訛の英語 / 第二言語音声 / 音声知覚 |
Outline of Research at the Start |
昨今の英語でのコミュニケーションは、対英語母語話者よりも非母語話者間である場合が圧倒的に多い。このような現実を鑑みると、非英語母語話者間でも情報の伝達、意思の疎通が成り立つことが重要で、特に緊急時や、災害時などにおいては、外国語訛の英語であっても正しく情報を伝えまたそれを理解し、コミュニケーションを成り立たせる必要がある。本研究は、日本語訛の英語を使った音声コミュニケーションにおいて、正確な情報伝達のために最低限達成しなければいけない"通じる"英語のための分節音(個々の音)の調音習得規準を考察するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本語訛の英語を世界共通語としての英語の視点に立ち、日本語訛のどこが理解されないのか、英語母語話者の評価だけでなく、日本語母語話者自身、またスペイン語母語話者、フランス語母語話者による判定を行ったものである。 第二言語音声習得においては、外国語アクセントを知覚させる要因、つまり、外国語音声習得における各音素調音の精度の検証を行う必要がある。しかし、外国語音声習得者の韻律レベルと音素レベルの逸脱程度を個別に制御して刺激音を作成する韻律と音素の分離制御は人間には無理で、これまで音素レベルの逸脱の影響を詳細に分析することを困難にしていた。そこでこのバイリンガル音声合成技術を利用し、日本語100%からアメリカ英語100%に徐々に変化させたグラデーションの手法を用いて合成音を作成し、日本語の音素レベルの逸脱影響分析に利用した。 日本語訛度が0%から100%までの英語を英語母語話者(アメリカ英語母語話者)と日本語母語話者(英語力が低いグループと高いグループ)が判定した知覚テストの結果は、3グループとも日本語訛りの程度と発話度の間には負の相関があり、日本語訛りによる理解度の低下がより顕著であった。また、母音よりも子音において、英語母語話者の標準からの音響的な逸脱に起因する発話理解度の低下がより大きかった。また、母音よりも子音において、英語音声の規範からの音響的な逸脱による理解度の低下が大きかった。しかし、結果を文節音毎に分析すると、文節音の種類によっては、発音の良し悪しが発話理解度とは必ずしも強い相関があるとは限らないことを示唆している。 過去に行われた日本語訛の英語の研究では、コミュニケーションにとって重要な分節音の特性を特定するところまでは行っておらず、新しい技術を用いた本研究によって、少なくとも発話理解度にとって重要な分節音と逸脱の度合いを特定することができた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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