Project/Area Number |
20H00027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
清家 章 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (40303995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 茂之 岡山大学, 自然科学研究科, 特命教授 (00183418)
居島 薫 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10345697)
白木 一郎 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10399389)
光本 順 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (30325071)
永嶺 謙忠 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, 名誉教授 (50010947)
福永 伸哉 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50189958)
吉村 浩司 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 教授 (50272464)
南 健太郎 岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (60610110)
三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, シニアフェロー (80209882)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥45,370,000 (Direct Cost: ¥34,900,000、Indirect Cost: ¥10,470,000)
Fiscal Year 2020: ¥21,710,000 (Direct Cost: ¥16,700,000、Indirect Cost: ¥5,010,000)
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Keywords | 王陵 / ミュオンラジオグラフィ / 吉備 / 古墳 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、ミュオンラジオグラフィを利用した新たな古墳調査法を開発し、これまで立ち入りや調査が禁止されているため内容が不明であった王陵級巨大古墳の構造を解明しようとするものである。日本の古墳調査に適したミュオンラジオグラフィ検出器を開発し、調査する。調査対象は、岡山市造山古墳をまず第一の目標とする。まず、造山古墳の調査前に、埋葬施設の内容が判明している総社市鳶尾塚古墳を調査し発掘を行う。ミュオンによる解析結果と発掘調査の結果を比較し、ミュオン検出器の調整を行う。その後、造山古墳等のミュオンによる調査を実施する。この成果をこれまでの王陵研究にフィードバックさせ、王陵の構造について再検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
考古班は、岡山大学が作成した岡山市造山古墳3次元測量データ3種類と赤磐市が作成した両宮山古墳の3次元測量データを入手し、それぞれの古墳の測量データがミュオンラジオグラフィにおける解析とシミュレーションに適切な精度を有しているか検討を進めた。造山古墳では3種のデータのうち、より適切なデータを選択した。両宮山古墳では座標データから等高線を復元し、ミュオンラジオグラフィの解析に備えている。岡山市造山古墳のミュオンラジオグラフィ調査に備え、岡山市教育委員会ならびに地元保存会と協議を実施し、基本的に協力を取り付けている。 ミュオン班の今年度の課題は、3段構造を持つ古墳の中段まで人力で運搬可能なコンパクト可搬型ミュオン検出器の開発である。(1)波長変換ファイバー入りプラスチックシンチレータと光半導体デバイス(MPPC)の組合せによるカウンターの効率と実装法を確認するため、技術的に確立している光電子増倍管と比較してカウンター単体の予備実験を実施し、部品と材料の調達を開始した。(2)露天の測定環境に耐え得る防水、防砂、温調機能を持つ検出器の構造・構成を検討するため、文献調査、福島原発等の検出器開発者らとの情報交換、予備実験を繰り返し、基本設計を進めた。(3)考古班からの詳細情報に基づくシミュレーション解析を進めた。 本研究費で購入した光電子増倍管、波長変換ファイバー、データ解析用パソコン等を予備実験に活用した。検出器筐体の構造や設置場所の検討に必要な現地環境調査は、所属部署の県外出張自粛要請のために断念した。 検出器の開発ならびに考古班の作業は基盤Sに引き継いで実施中である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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