Project/Area Number |
20H00688
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1130:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | 神奈川学園 |
Principal Investigator |
OGAWA TERUMITSU 神奈川学園, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 公害 / 環境 / 開発 / 水俣 / 東アジア / 歴史教育 / 社会科 / 歴史総合 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「地域開発」とそれに伴う「環境破壊」や「公害」などを対象に、その歴史的展開を分析・記録すること、今日の社会変化に応える歴史教育の授業として教材化できるようにすること、を目的にしています。これまでの関連する研究で、東アジアでの国際比較を進めてきました。今年度は地域調査を、水俣を軸に他の地域と比較しながら進め、地域学習に資するよう研究状況の整理と教材開発を行うことを目指しています。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究は、「地域開発」とそれに伴う「環境破壊」や「公害」などを対象に、その歴史的展開を分析・記録すること、今日の社会変化に応える歴史教育の授業として教材化できるようにすること、を目的にして実施しました。その成果として、水俣病や各地の大気汚染などに関する地域資料の収集分析、研究会での報告や、図書・論文としての成果の公開、勤務校や大学の教員養成の授業での教材化を行いました。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では、水俣病被害者によるアジア各地との交流の足跡、瀬戸内海や、尼崎、川崎の大気汚染公害の相互連関の様子、横浜方式と地方の核関連施設開発の様子、水俣病被害とコロナ禍の類似性などを調査しました。歴史学においては、戦後日本社会史研究の発展に貢献しています。社会科教育学では、「環境責任」という概念を軸とした授業実践事例を研究論文として公開しました。また、知りえた内容は、社会活動に応用しています。環境教育の分野で公害学習の今日的な普及を行い、歴史教育の分野で東アジア共通歴史教材開発、地域社会の変化と世界史を結ぶ教材開発、歴史総合向け資料集作成を行いました。
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