Project/Area Number |
20H00810
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
|
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
WATANABE KOKI お茶の水女子大学, 附属中学校, 中学校教諭
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 –
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2020: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
|
Keywords | デジタルポートフォリオ / 探究的学習 / 一人一台端末活用 / 教育メディア |
Outline of Research at the Start |
本研究は、一人一台端末環境における探究的な学習を支援するデジタルポートフォリオの活用システムを構築、実践し、その効果や課題を検討をしていく。 これまで紙ベースで行ってきた探究的な学習のカリキュラムである「自主研究」に関する学習リソースを順次デジタル化していく。また、クラウドのLMSを活用し、デジタル上での探究的学習の完全実施と、全教科・領域の学習でのデジタルポートフォリオの活用を進める。
|
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、探究的な学習のプログラムである「自主研究」の実践を支えるためのデジタルポートフォリオの活用システムを構築するという目的のもとで検討を進めた。おもな成果として、デジタル版の自主研究テキスト「自主研究ガイド」の作成、『自主研究集録』のデジタルアーカイブの作成、そして「自主研究日誌」のデジタル化が挙げられる。 ただし、自主研究などの探究的な学習について、完全なデジタル化を目指すのではなく、生徒の実態や探究プロセスに応じて、紙もデジタルも両方のメリットを活かした活用を目指すべきだろう。今後さらに、紙とデジタルの使い分けについて全校体制で検討を進めていきたい。
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では、GIGAスクール構想のもとで、整備が進められつつある一人一台端末環境における探究的な学習を支えるためのICT活用を検討するための基礎的研究という位置づけで進められた。とくに探究的な学習を支えるデジタルポートフォリオの活用に焦点を絞り、クラウドの利点を生かした活用システムの開発と試行に取り組んだ。また、試行した実践をユーザーである学習者の視点からヒヤリングを行い、課題を整理した。 これらの研究成果は、多くの学校現場で今後進めることとなるであろう探究的な学習、そしてクラウド活用を前提としたICT活用の効果的な取り組み方について、示唆を与える実践研究であるといえる。
|