Project/Area Number |
20H00834
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1190:Special needs education-related
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Research Institution | 愛知県立名古屋盲学校 |
Principal Investigator |
Hosokawa Yoichi 愛知県立名古屋盲学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 視覚障害教育 / 触察教材 / 立体教材 / 3Dプリンタ / 理療科模型 / 視覚障害 / 立体地図 |
Outline of Research at the Start |
視覚障害者は紙面から浮き出した図を触って地図等の学習を行っている。また健常者も触ることで物の形を正確に把握することができる。本研究では図よりも高さが理解できる立体地図、人体の構造の理解を助ける立体模型を3Dプリンタ等で作成する。 さらに視覚障害者が独力で学習を進められるよう、スマホを模型に近づけるとその教材の説明を音声で案内するアプリを開発する。作成した立体教材のデータはネットワークで共有する。
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Outline of Final Research Achievements |
標高に応じて模型の高さと色を変え、通常の地図に磁石で張り付く「県別平均標高日本地図」を作成した。視覚障害生徒は手に取って各県の形状、位置を把握することが可能である。健常生徒も通常地図を見て確認するだけでなく、触ることで大きさなどが実感できる共用の地図教材となった。 鍼灸マッサージ教育場面で活用するための8種類の「関節模式模型」を作成した。模型は部分を強調して関節の特徴が触って分かるようにし、色を区別することで見ても判別しやすくなっている。またそれぞれの立体教材はスマートフォンアプリで情報を閲覧できるようになっている。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
視覚障害教育の中心である盲学校/視覚支援学校と大学等の研究室とが連携することで、今まで立体教材が存在しない教科領域において、教材を作成し、授業で活用することが可能となった。また地域の学校に通学する児童生徒においても、視覚障害のある児童生徒と健常児童生徒が触ることができ、ともに学ぶことが可能な学習教材を活用することで、対話を通してそれぞれの理解が深まり、新たな発見につながる可能性が広がってくる。 さらにスマートフォンのアプリを活用することにより独力で学習が可能になる。学習機会の増加が期待でき、学習内容の定着、及び発展的な学習への取り組みへとつながることが予想される。
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