Project/Area Number |
20H00945
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2160:Civil engineering, architecture, building engineering, aerospace engineering, marine and maritime engineering, social systems engineering, safety engineering, disaster prevention engineering, and related fields
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
Seki Keisuke 信州大学, 工学部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | モデルロケット / 設計手法 / 直径 / 加速度 / 速度 / 高度 / 重心 / 搭載物 |
Outline of Research at the Start |
本研究では, モデルロケットエンジンを用いた推力計測を行い, その測定結果を用いて逐次計算を行う. その結果にロケットの形状外部形状や重心, 空力中心位置等のデータも加えることでモデルロケットエンジンの推力に最適な形状を検討する. また, ミッションに合わせたロケット形状の検討も行い, 缶サット等の計測機器の搭載位置や重量制限についても明確な各種比率を提案する. それらをもとに実験機を複数製作し, 打上実験を行うことで設計の妥当性等を評価する.
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Outline of Final Research Achievements |
モデルロケットを設計するには①ロケットの機体直径の決定、②目標高度の決定(打上場所の決定)、③質量の決定とエンジンの決定,発射台離脱速度の確認、④全長と重心位置の決定、⑤圧力中心とフィン形状の決定、⑥パラシュートと降下速度の決定、⑦ロケット製作作業、⑧打上日の決定 の順に進めることでおおよその設計、製作作業を行うことができる.この手順で行えば基本設計から逸脱することなく理想とするロケット機体を設計することができる.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
今日の我が国では「ロケット開発はあくまで研究対象」であり,教材として用いるための「モデルロケットの教育手法(主に設計手法)」は明らかにされてこなかった.そのため,本研究において安全なモデルロケットの設計方法が確立できれば学校教育等で生徒がクラブ活動等でモデルロケットを設計・製作することが可能となり,今後物理などの教育内容にも盛り込むことが可能となる.また, モデルロケットの打上実験を通した教育は生徒の向上心を非常に得やすいことから今後,より一層の安全なモデルロケットの普及・拡大が期待できる.
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